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小川志津子の文。

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20年来取り組んだライター職を離れた派遣社員が、日ごろ見聞きし感じたことを記す随筆マガジン。
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#お別れ

エレカシ宮本からプロポーズされ続けた朝

エレカシ宮本からプロポーズされ続けた朝

もやっとすることが起きたとき、文章にすると遠い彼方へ消えていってくれることがある。今日は、そんな効果をあてにしてのnoteである。

「コロナ禍だからさよなら」をした。

長い時間のつながりだった。お互い、まったく違った角度から世の中を見つめているので、ささやかな近況報告ひとつとっても新鮮だった。へえ、そんな考え方があるんだ!って目からウロコが落ちる。落ちたウロコを集めたら、どれくらいになっただろ

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47歳、初めての会社勤め

47歳、初めての会社勤め

経緯はここに詳しいけれど、1年2ヶ月の会社勤めを、昨日、卒業してきた。

もともとフリーランスで長く働いてきた身だ。決まった時間に起き、出かけ、決まった時間に仕事が始まり、その後は夜まで自由がきかない、そんな生活が長く続くことは、ほぼ初めてだったんじゃないかと思う。

最初のうちは、自分のメンタルを保つことに必死だった。私の中にはどうしても、「望んでいたフリーライターとしての能力が限界を迎えたので

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