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【テレワーク必見】指示待ち社員を自発的に動かすには?

様々な働き方が可能な時代になり、新型コロナウイルスの影響でテレワークも増えました。
今回のテーマは、「指示待ち社員を自発的に動かすには?」です。

テレワークにも活かすことができる考え方や工夫をご紹介します。


指示待ち社員の状況を理解する

皆さんの周りにも、いわゆる「指示待ち社員」がいて困っていませんか?

ただ、この指示待ち社員の陥っている状況を紐解くと、マネジメント側(指示を出す側)にも、少なからず原因があることに気が付くでしょう。

例えば、上司に「やれ!」とだけ言われて「どう動いていいかわからない」状況に陥っている場合が多くあります。

具体的にどうすればよいかが把握できていれば、人は少なからず動くものです。人は、具体的にやるべきことを理解した上で、どうやってやれば良いかと考えているほうがむしろ楽だといいます。
やることさえ分かっていれば、工夫して仕事に取り組み、生産性の向上に自然と繋がるでしょう。

指示が漠然としすぎていると、何をしたらよいかわかりません。
「そもそも何をやったらいいか?」という状況に陥ると、指示待ちになりやすいのです。

「わからないなら、聞きに来い!」という意見の上司の方も多いでしょう。
ただ、日本の上司はプレイングマネージャーが多いという現状があり、マネジメントと実際の業務を兼務し、上司の方はいつもとにかく忙しいですよね。

忙しい場面を部下が見て、話しかけづらいと思っていることがしばしばあります。

「今は忙しそうだから後にしよう」
「声をかけたら怒られるかも」
「マナー違反かな…」

こういったネガティブな気持ちを抱く人が少なくありません。


上司側が思っている以上に、「わからないから聞きに行く」ということはなかなか難しいのです。
そもそも、部下からは聞きづらいのだという状況を理解する必要があります。

指示待ち社員が陥っている状況の理解とマネジメント側の工夫


では、その状況をどう解決するのか?

指示待ち社員に対する上司側の解決策について2点お伝えします。


上司側の解決策① 指示を具体的に提示する

指示待ち社員は「動かない」のではなく、「動けない」のだということを念頭に置いて、より具体的に指示を出しましょう。

曖昧な指示や、大雑把な指示では伝わりません。
かみ砕いた説明のつもりでも、上司側の経験値をふまえた説明の場合、伝わらないでしょう。
指示を出す際には、説明を受ける部下の経験値や理解度に合わせて話す必要があります。

上司は簡単だと思っていても、部下にとっては難しい指示かもしれません。
何を、どのように、いつまでにやってほしいのか、詳細な設定も加えて、できるだけ具体的に丁寧にわかりやすい指示を心がけます。

また、出した指示を完璧にこなせるまで、最後まで取り組んでもらうことも大切です。
部下にとって、指示を的確にこなせたことは自信になり、成長のステップに繋がるからです。

上司側の解決策② 部下の相談を聞くこと

「部下は上司に対して話しかけづらいと感じている」という認識を前提にして、普段から部下の話を聞くことは非常に重要です。
忙しい中でも、意識的に相談ができる場面を作りましょう。

例えば、週に1回決まった時間に話す機会を設けても良いですし、朝礼や終礼、昼休みなど、一日の中でたびたび部下と話ができる機会を設けるのも良いでしょう。

相談ができるような場面で、部下が仕事の悩みやつまずいているところを相談したら、ちゃんと向き合って、適切な助言をするよう心がけます。

これは、部下と上司の信頼関係の構築にも重要です。手を抜かずにしっかりやりましょう。

指示待ち社員に対する上司側の解決策


すべての人を引き上げていこう

社員の中には、わずかな指示でも動いてくれる人がいます。ですが、これはとても稀なことだと考えましょう。

大雑把な指示でも十分に動いてくれる人が部下にいるのは、本当に恵まれています。
ただ、上司やマネージャーの立場からは、仕事ができる人を基準にせず、すべての人を引き上げていくよう心掛けたいものです。


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