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「決断力」って何?【ぷろおごvoicy文字起こし vol.71】

この記事はプロ奢ラレヤーのVoicy「決断力とは何か?」(2021年6月28日公開)を元に作成しました。



はい、どうも。
この配信は過去累計3000人以上にメシを奢られてきた浮浪者が発見した人間あるあるを独り言のようにただ垂れ流すだけのラジオです。
物好きな人だけ聞いていってくれればと思います。




「決断力がないんですよね〜」と言う人、いますよね。

「僕、決断力がないんですよ〜」とか、あるいは、「あの人は決断力あって凄いですね」など聞いたことがあるのではないでしょうか。



決断力とは、能力的なものなのでしょうか?
決断力を望んだ場合、手に入れることのできるものなのでしょうか?

今日は、「決断力がないと言う人」の決断力から決断とは何か?について話していきたいと思います。


「決断力」はない


まず、決断力というものはないです。
いや、「決断力」という能力はあるように見えるんですよ。
客観的にはそういう能力が備わっているように見えるんだけど、主観的に、自分の中に「決断力」なるものを探した時に、そんなものはないんと思うんですよね。

なぜなら、そもそもにあたる決断が僕にとってないものだからです。


多くの場合、決断というと「あれやろうかな、これやろうかな?」とか「こっちとそっち、どっちにしようかな」と、未来のことを考えて現在の行動をどう選ぶか迷った時に、断固たる意思を持って選択することを指しているのではないでしょうか。

しかし、僕の場合は、数ある選択肢の中から何を選ぶか迷うということはなく、まず、「やっている」状態があります。行動の結果として現在です。ただそれがあるばかりで、選択肢はないんですよ。


いや、選択肢はあるけど迷っている状態ではないというか、とにかくまずやってる。

すでにやっていて、その後でどうしていこうかなと考える、こういう順序なんですよね。だから、決断力は複数の選択肢から自分にとって最適解を選び取る力というよりは、結果である現在をどのように次の行動につないでいくか、そのロジックを客観的にみたものだと思うんですよね。


例えば、日本人的によくあるのが「仕事やめようかな」という場面ですね。

「この仕事、ちょっとしんどいな。どうしよう」と考えている仕事辞めたいマンがいるとします。その人が仕事辞めたマンに対して、「いや、あの人は決断力があって凄いなぁ」って「決断力があるんだろうなぁ、、私にはできないな…」って思う。「決断力」はこういう風に使われる訳じゃない?

僕からすると、決断力があったから辞めることができたのではなくまずやめてるのよ。

他者から決断力があると言われているあの人には、ただ「辞めた」があった。そして、その後で「辞めちゃったよ、どうしよう」だったり、次を考えてる。


順序が違うんですよね。

決断はいつも後ろにある


「決断力がある」と言われている人にとって、決断はいつも既に後ろにあるものなんですよ。

対して、「決断力ない」と自称する人は決断が自分の前にあると思ってるんですよ。

「〇〇しちゃったよ…」
「どうしよう…ヤベーっ…うわぁ昨日の俺許せねぇ」
これが決断なんですよね。



ぷろおごの人間あるある no.71

自称決断力ないマン、決断が前にあると思っている

決断は技術や能力じゃないんですよね。むしろ、「あれ…やっちった…」という後悔に近いよね。

後悔しないように後で考えるんだけれども、まずどうしようもなさがあるんですよ…

これは理解していただきたい。だから「決断力をつけよう」と努力する必要はなくて、やってしまっていないんだったら、やる必要はないんですよね。


決断は要らない


仕事やめようかな、どうしようかなって思ってるうちはそんなに追い込まれちゃいないんですよね。辞めるか辞めないか選択する力があるうちは、必ずしも選ばなければいけないわけではないですよね。

だってナイフを顔に突きつけられたら人間、生命の危機を感じて逃げるじゃないですか。それはやっぱり本能的な動きだし、決断ももっとそういう本能的なオートマティックなものなのだと思うので、あんまり決断という概念を信用し過ぎない方がいいかなと思いますね。

はい。

ただの生存本能というか「やっちゃったよ」ってことなのでね。


ということで、「やっちゃったよ人類」が「やっちゃったよ概念」について語りましたがいかがだったでしょうか。


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