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ピンチはチャンス!「ニューノーマル時代のビジネス革命」

こんにちは、おぎしおです。

日経BPの「ニューノーマル時代のビジネス革命」を読みました。きっかけは通学中の社会人学校の先生にオススメされたからです。

普段あまりビジネス系の本は読まないのですが「なぜイノベーションは起きているのか?」みたいなところの事例がたくさん見れればいいなと思ったため、図書館で予約をして読んでみました。

内容を忘れないようにするためにいくつかポイントをまとめておこうと思います。

テレワークの「モニタリング」で業務改善

コロナの影響でテレワークが進むにつれ、今まで明らかになっていなかった社員の現状を「見える化」する動きが加速するのではないかということ。

なぜモニタリングするかというと、監視という視点ではなく業務効率を改善して生産性向上に繋げたいということ。

「これは人がやる必要ないんじゃない?」というところをRPAなどへ移行していく。

ーーそういう感じでリアルの業務のなかでみえていなかった課題をリモートワークのモニタリングで発見して解決していきたいという視点が面白かったです。

リアルの業務だったら「君、働きすぎていない?大丈夫(顔色悪いけど……)?」みたいなことってありますよね。

いままでなら“肌感覚で、なんとなくでしかわかっていなかった問題”が浮き彫りになるという意味では、可視化され、課題がわかり、そこに改善を加えることで働きやすくなるという観点がテレワークで加速していくといいなぁとぼんやり思いました。

そういえば、Xデザイン学校の先生も「EX(従業員体験)をやれる人があまりいない」っていってたな……。この記事あとで読んでおこう。

どこにいてもカリスマはカリスマ

「スタッフスタート」というサービスは、販売員さんがECサイトでデジタル接客をし、それを評価できるような仕組みを提供しているそうです。

販売員のデジタル上の接客や業務をアプリで簡易化し、それらの個人売上や評価が全て可視化されます。
新たな評価軸が加わることで、販売員は更に高いモチベーションで働き、販売員と企業の関係値はより向上します。
STAFF START-Webサイトより

例えば、今まで“地の利”がなかった地方の店舗の販売員さんがSNSでファンを増やし、それがECサイトでの売り上げにつながり、その評価がコンバージョン数値として現れ、給与として還元されるシステムがすごい面白いなと思いました。

コロナ禍には販売員さんの自宅に洋服を送り、コーディネートして写真を撮ってもらい投稿してもらったり、SNS上でダイレクトチャットができるようにしたりと、ECサイトの訴求になるような仕組みづくりを行ったそうです。

まず、どんな場所で働いていてもカリスマ店員になれる仕組み、というのが面白い。

「都心の有名ショップにしかカリスマ店員はいない」にゲームチェンジを起こし「どこにいてもカリスマはカリスマ」という価値観を作り出したんですね。

場所に縛られて「これができない」「あれを諦める」という思考には、自分もけっこう前から違和感を感じていて、それが次々と実現していっている感じが面白い時代ですね。

もちろん「個人のセキュリティを守るには?」とか「オンラインにしにくい業種はどうやって実現するのか?」という部分にはまだまだ課題はあると思いますが、動向をいろいろチェックしていきたいです。

オンラインにリアルを創造する

あつ森とか蔦屋書店の遠隔接客とかもそうですが、デジタルのなかにもリアルをいかに作っていくのかという部分の事例にすごく興味が湧きました。

アナログにはアナログの良さがあって、そこをうまくマッチさせていかないと、機能にばかりフォーカスして開発を加速していくと無機質で共感を得られにくいものしか出来上がらないのかなぁと様々な事例を見て思いました。

リアルの生活の中で得られた利用文脈を大事にして、デジタルで創造をしていくというのがWebの世界で生きるUXデザイナーに課せられた使命であるのかな?

またモニタリングが容易であり、今まで時間を割いていた「管理・雑務」みたいなところがスマートになって、本来やりたかった業務により着手できるという観点もデジタルならではの味として覚えておかなければ。

まとめ

「なんでも毛嫌いせずにちょっと試してみるのがいいよ」という話を、この本を紹介してくれた先生が言っていましたが、すごく今の自分にマッチしています。

数年前だったら「興味のない本は読まないわ〜」というマインドでしたが、最近は食わず嫌いをやめて「この本のなかに今の自分のなかに興味の湧くなにかがあるかどうか?」で判断して読み進めていっています。

今、わたしの住む街には市の全ての図書館の本がオンラインで閲覧でき、それをネットで予約できるシステムがあります(めちゃくちゃ!便利!!)。

「興味があるかどうか」を判断するのに、この図書館のシステムにはかなり助けられています。

本を何冊も買ったりするにはお金がかかりますが、部分的にこのような公的機関を利用して、うまい具合に負担がかかりすぎないように学習を取り込んでいます(今年だけで経費抜いても通学に16万も使っています、図書館ないとムリポ)。

今後もなにか面白い書籍があったら発信をしていきたいと思います!

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