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私と菩薩

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note創作大賞2024/エッセイ部門/私と菩薩置き場
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菩薩様はCMML(慢性骨髄単球性白血病)

菩薩様はCMML(慢性骨髄単球性白血病)

自立式の杖がカコン、カコン、と音を立てます。
私の隣には、私の夫、菩薩が第三の足である杖を使って歩いています。
「じゃあ、行きましょうか」
今日も私と菩薩は、一緒に歩いています。

白血病かもしれない~診断まで

2022年3月。
菩薩が悲鳴を上げました。
立ち仕事の命とも言える足に異変が出たのです。
「足なら整形外科かしら、病院行ってきてください」
「うん、わかった」
普段なら病院キライ、行きた

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夫婦間でおならの音を聞かせたくないので「耳塞いでー」と言っていたら、思わぬ展開になった。

夫婦間でおならの音を聞かせたくないので「耳塞いでー」と言っていたら、思わぬ展開になった。

夫婦間でもエチケットは必要だ。
我が家の場合、おならがしたくなったら
「耳塞いでー」
と、相手におならの音を聞かせないという習慣がある。
ただ、全く互いのおならの音を聞いたことがないわけではない。寝っ屁、不意打ち、うんこ前のトイレ駆け込みなどで聞かせてしまうこともある。
ただ基本的には「耳塞いでー」と配慮する。さすがにニオイまでは配慮できないが。

私たち夫婦はよくおならをする。しない日はないくら

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出会い系サイトで「ひとり出会いたくない系」をやっていたら、いつの間にか出会い系で知り合った男性と結婚していた話。

出会い系サイトで「ひとり出会いたくない系」をやっていたら、いつの間にか出会い系で知り合った男性と結婚していた話。

出会い系サイト。
愛と欲望の渦巻く男女の密やかな交流所。
今ではマッチングアプリが出会いの場所になっているけれど、2010年当時はまだ主流ではなく(そもそもスマートフォンを持っている人がそこまで多くなかった)真面目に出会いを求めている人は、有名な出会い系サイト(Y〇hoo!パートナーが代表的)に課金をして入会する、そういう流れがあった。それ以外だとm〇xiなどのSNSで趣味が同じ人と出会ったり。私

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私と菩薩

私と菩薩


はじめに

私:筆者オガワヒカリ。駄文製造機。かわいいもの好き。ヘッダーの画像は敬愛する「かえるのピクルス」。
菩薩:オガワの夫。かわいいもの好きな子供おじさん。某サンリオの「みんなのたあ坊」に髪型が似ている。

菩薩の由来

タイトルだと誤解を招くので、一言。決して仏教好きではない。
夫のニックネームが菩薩である。理由は「菩薩のように優しいから」なのだが、仏教上の菩薩って優しいのか? という疑

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