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不老不死の時代への準備、そろそろしませんか


鬼の血がはいると不老不死の鬼になれる

鬼たちが人類に不老不死の仲間になれと襲いせまる漫画アニメがあります。

まさかと思う人もいるかもしれませんが、この不老不死はもはや漫画の中の話ではなく、実際にテクノロジーの進化によって、おこりうることが予想されてます。

#東大チャンネル で、人は1000歳まで生きる人間を作ることがか、という興味深いトピックを扱いました。

#合田圭介 先生によるとテクノロジー的にはもうできそうな感じで、マウスや昆虫レベルならもう数倍寿命をのばすことは技術的にできているといっています。

先生によれば、老化をつかさどる遺伝子がどこにあるのかわかったら、そこをノックダウンするか、改変するだけだと。それを人間に適用したら1億才なのか1兆才なのか、生き続けるはありうる話であるとしています。

先生の言われていることは #ピーターディアマンディス さんの本にも書かれています。


その書評動画でもわかりやすく紹介されています。

若返りの血で若返る実証実験をマウスで
若返りに効果的な「GDF11」
永遠の命はいつできるかの問題

#NMN は不労の薬といわれ、老化は治癒できるという発想からつくられています。ものすごい予算が各国でつかわれて開発されています。

#アンチエイジング エイジングを防ぐというのは、高齢者になるのを防ぐのか、健康年齢を伸ばすのか、はっきり定義しないと、何が良くて、倫理的にいいのか悪いのか、はっきりしないまま技術開発だけが進んでしまう可能性があるとのことです。

死ねないなら人口の定員制をつくるべきか

死ねないと人口は増え続けるしかなくなります。選ばれた人だけが1000年生きようという選択もあるけど、今の社会ではその選ばれた人をどのように選ぶかを決めることは現実的ではないから、欠員がでたら子供を作っていいという定員制というのもありではないかと #松尾豊 教授 はいいます。

ゲノム編集ヘビーのようなことは起こりうる

2018年に中国で #ゲノム編集ベビー をつくりました。

産まれる前(厳密には受精卵の時)に遺伝子を操作することにより理想とする体力、知力、容姿を持った胎児を作り出すことが技術的にはできてしまいます。

合田先生は、このような類がどんどん出てくると思う、と危惧しています。中国は倫理的なものはおいておいて、技術的なものをどんどん進めてしまい、こんな世界ができてしまうというのを先に見せる進め方をしてしまうといっています。

成田眞「癌は撲滅し、認知症は改善される」

元日本マクロソフト社長の #成毛眞 さんは、希望と悲観を無責任に #2040年の未来予測 を書いています。本書における #死ねない未来 について語っている動画があります。

この動画の中で成毛さんは、希望はテクノロジーの進化があり、2040年には人は死ねない時代になるといわれていることにふれます。医療の伸びはこれから期待でき2040年には、癌は  #パーソナライズ医療 となり #オーダーメイドワクチン により撲滅されるとみています。

アルツハイマーに対してエーザイが開発して承認された新薬がつかわれはじめると治ってしまうことも想定されます。そうなると社会は変わってしまう、と成毛さんはいいます。

個人個人の知識の量は莫大になり、提供する情報も「そんなの知ってるよ」と年代によって受け取り方もかわるのでメディアの情報提供サービスも世代向けのサービスが提供されるようになるとみています。

レイ・カーツワイル「2045年心臓がいらなくなる」

#レイ・カーツワイル は著書 #シンギュラリティ において2045年には心臓がいらなくなり、寿命がなくなるとまでいっています。

イケハヤ大学の解説がわかりやすいので、これを見ると理解が深まります。

この動画に、2045年には、脳をバックアップできるようになり、アンドロイドに脳をコピーできるようになり、人間が技術的に死を超克できるとあります。

2005年に書かれた内容が的中しててぶっとびすぎ

また肉体の寿命もなくなるとしています。技術の進歩により、大抵の死因は取り除けるようになってしまい平均寿命は1000歳になってしまうとのことです。

生命の目的すら変わるといいます

このとき人類史が変わってしまうとまでいわれています。


「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」

先の東京大学の合田先生は、死ねないような未来をつくること、健康寿命をのばすこと、には否定的です。

人間は長く生きるべきではなく、基本的に生物学的には寿命だけのばしてもしょうがない。生物は感染症やウィルスに晒されていきているのであり、次の世代が生まれて次の環境に適応していくことで種として機能する。これが1000年いきるとなると対応できなくなり、種としてうまく機能しなくなるとしています。

「老いるからこそ死ぬからこそたまらなく愛おしく尊いのだ」

合田先生は、生物はうまく死ぬようにできている、と続けます。死ぬことで環境に合わせた世代交代がおこなわれ、エコシステム(生態系)は機能しているといいます。


長生きも自死も権利として選択肢に

種の保存を優先するのであれば、いつまでも生き続けることにこだわるのは適切ではないと捉えられます。次の世代へ活躍の場を譲る配慮をすることがのぞましいです。 

75歳になると生死が選択できる権利が与えられる #プラン75 という話題の映画があります。

このようなことも現実的に検討を始めたほうがいいです。

日本は少子化ですが世界の人口の32%は #Z世代 が占めています。

世代交代のサイクルは適切におこなわれ生態系は維持されるのがのぞましいです。

成田悠輔さんは過激な提案をしています

長生きする人ばかりになればその社会保障を生産者世代が負担しなくてはなりません。75歳以上の人口が増えれば負担できなくなり国家は破綻します。

生涯現役を提案している政治家もいますが、だからといって世代間で同等の税負担は公平性を欠きます。

長く生きてきた世代は相応の社会保障を受けてきた世代でもあります。75歳になったら、まだ社会保障をうけていない次の世代に愛と敬と感謝をこめて #長生き税 で恩送りをするのが望ましいです。

75歳以上の方々と、それ以外の方々と対等な税負担は、公平性を欠くといわざるをえません。もはや導入は避けられないのではないでしょうか。


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