見出し画像

おばさん48歳大学生になる~中年クライシスからのリカレント~①

48歳、寅年。今年はめでたく年女。

48歳は現在の日本人の平均年齢でもあり、アメリカの大学教授の研究によると47~49歳が「人生で最も悩み多き時期」なんだそうです。確かに丁度この時期は、子どもの反抗期や受験、親の病気や介護、自分の体の衰えなど、自分の努力ではどうしようもできない困難にぶち当たります。自分の仕事の限界も見えてきて、若い頃のように「努力すれば巻き返せる!」という気力もわかない…だってそれぞれ理不尽に打ちのめされて傷を抱えてきたもの。「私の人生こんなもの」「やっても無駄」人生をあきらめる中年クライシスを迎える時期でもあります。
私もなんとなく人生に疲れてきたよ…。

でも人生100年時代。まだ半分あるんだよね…。

だから政府も「これからはリカレント教育(学び直し)が必要。個人でステップアップして一生働いてね」と言ってます。「老後は自己責任、個人の努力義務」だと。不安にかられた私は仕事の合間に、目をしょぼしょぼさせながら色んな資格を検索しました。しかし自分が興味ある分野の民間資格はどれもピンと来ず、結構お高い。とはいっても、このまま何もしないのも不安。
どうしたものか?と思っていた時に「通信制大学」に目が止まったのでした。「でもね、でもね、今更よね~。きっとバカにされるわ」と自分に言い訳していたとき、HSPカウンセラー武田友紀さんの言葉「HSPは考えすぎて動けなくなるから”とりあえず”やってみましょう!」を思い出しました。5月に私はHSP本を出版したのですが、そのとき武田さんと対談させていただいたのです。折角のお言葉を無駄にしちゃダメだよ自分!

というわけで選んだ大学の候補は2つ
*「京都芸術大学」で絵の強化
*「放送大学」の心理学科で心理を学び、精神面の安定を模索する

結果、「放送大学」に行くことにしました。「京都芸術大学」にしなかったわけは単に「急いで漫画を描く仕事を片付けたあとに、体験授業(また絵を描く)を受けたらきつかった。これを毎日はムリ」と思ったからです…。まあ、そうだよね。

「放送大学」というと地味で、TVで視聴する老後の生涯学習というイメージしかなかったのですが、今はインターネットで授業をいつでも受けられるし試験もWEBで完結。ほぼ外出せず、一日パソコンの前の椅子に座っている私に最適~!
しか~し、教科書が届いて冷や汗をかく私…。

心理学の全体を把握するために最初にとったのが「心理学概論」。さっぱりわからない。

ダメだこりゃ。でもとにかくお金払っちゃったし、前期の授業(3科目)をやってみて、テストに合格してからじゃないと恥ずかしくて人に話せない!そんなダメダメレベルからの勉強スタートです。中年クライシスから脱せるのかな?

つづく