幸運の鍵　第1048話

《令和6年2月26日(月)》

人間には誰にでも得手不得手があるものです。勉強が得意な人、スポーツが得意な人、絵画や工作の得意な人、料理の得意な人…等々。また逆にこれだけは不得意だという人もいます。その得意な分野が特別秀でていると、天才とか神童と言われるものです。しかしそれは、比較対象がはっきりしているわけではないので、時には自信過剰になったり、勘違いする場合も出てきます。何事も自分で実践する中で、自らの特性を確認する作業が必要ですね。ノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者、湯川秀樹は次のように言っています。

｢自分の能力は、自分で使ってみなければわからない｣

よく思い込みによる勘違いがあるものです。周囲から凄い凄いと評価され、自分でもその気になっていたのに、実際その道を極めていこうとすると、思っていたほどセンスがあるわけでもなく、自分より凄い人がたくさんいたり、単なる思い込みに過ぎなかったということが往々にしてあるものです。また逆に、自分には能力が無いと思っていた分野で、傑出した成果を上げる場合もあります。小さな成果で舞い上がったり、努力もしないで能力が無いと卑下したりすることなく、何事も自分でやってみて、自分の特性をしっかり見極めることが大切ですね。

今日も読んでくれてありがとう！今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように！