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幸運の鍵 第960話

《令和5年11月29日(水)》

人は誰でもその一生の中で何度か窮地に陥ることがあります。ドン底に落ちた経験をした方も多いことと思います。そういう辛く惨めな状態から這い上がる時、何が大切なのでしょうか。精神的に強靱な人なら、とにかく忍の一字で、グッと歯を食いしばって耐え抜くでしょうが、普通の人間にとっては絶望感から中々抜け出せないことでしょう。そういう時は、自分の姿を主観的ではなく客観的に見つめる必要があるのだと思います。シンガーソングライター、美輪明宏は次のように言っています。

「惨めな自分を笑い飛ばすユーモアは先人の知恵。
どんなに辛いときでも明るく生きる高等技術」

辛い自分を主観的に見てしまうと、世界中で一番自分が惨めな状態なんだと、自分で自分をがんじがらめに縛ってしまいます。しかし、客観的に自分を見つめ直すことができると、失敗した原因もはっきり見えてきますし、世の中にはもっともっと過酷な状態に置かれた人達が無数に存在していることに気付くものです。まだこの程度ならやり直せる!がむしゃらに頑張れば何とかなるだろう!…、気持ちが前向きになれば、どんな苦難からも立ち直ることが可能です。そのためにも、自分を客観的に見る癖をつけて、必要以上に悲嘆しないこと、そして失敗した自分を笑い飛ばせる位の心の余裕を持つことが、とても大切なことなのだと思うのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!