幸運の鍵 第281話

《令和4年1月2日(日)》

人の性格は様々です。恐いもの知らずで突っ走る人もいれば、「石橋を叩いても渡らない」ほど慎重な人もいます。また、年齢によっても判断に違いが出てきますね。どちらが良くて、どちらが悪いということではありません。積極的な姿勢は素晴らしいです。そして慎重な姿勢もまた素晴らしいのです。ただ、リスクを100%負わずに、物事を達成する事はできません。目標値が高ければ高いほどリスクは増大します。一か八か的な積極性は、失敗を誘発しやすいですが、逆にノーリスク志向では、いつまで経ってもチャレンジする機会を逃してしまうことになります。将棋の第十九世名人、羽生善治は次のように言っています。

『「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える。
リスクの大きさはその価値を表しているのだと思えば、それだけやりがいが大きい』

リスクを最小限に抑えるための準備を怠らないことは、とても素晴らしいことです。しかし、リスクを危険なものとばかり考えていては、いつも行動に躊躇してしまいます。羽生善治が言っているように、価値の高い物は、それだけリスクも高いのです。リスクが高いと感じたら、目指すものの価値が高いことの表れ…やり甲斐のある目標だということです。

ノーリスク指向は、失敗もしない代わりに成功も小さなものに留まります。チャレンジする機会をことごとく逃してしまうからです。まず、リスクを怖がることを変えなければいけません。価値あるものを手にするには、リスクは付き物です。リスクが高い目標なら、貴方の目指す道は価値あるものだと言えるのです。しっかり準備したら、怖がらずに勇気を持って行動を起こしましょう!貴方がまた一つ向上するために、行動は欠かせないものだからです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!