幸運の鍵 第923話
《令和5年10月23日(月)》
人間は誰でも運命を背負って生まれてくると言われます。それは前世からの繫がりがあるからだと考えられています。例えば、医師の子として生まれて、医師になる運命を背負ってきたとします。ところが、本人はどうしても医者ではなく、教師になりたいと考えたとします。そして希望通り教師になって一生を終えたとしましょう。それは運命に逆らった悪いことなのでしょうか?答えはNoです。運命とは、自分の自由意志で変えることができるからです。イタリアの政治思想家、ニッコロ•マキャベリは次のように言っています。
「運命は材料を与えてくれるだけで、それをどう料理するかは自分しだいである」
運命の本質は、何になるかではなく、どのように生きるかなのだと思うのです。たぶん医師の子として生まれたのは、医師としての家業を継ぐ中で、人を助け、自分の能力を世のため人のために活かす使命を持っていたからなのでしょう。ところが本人は医師に馴染めず、教師になる夢を叶えたとします。運命に逆らっているように見えますが、本人は教師として別の形で人を育て、世のため人のために自分の能力を活かしたのです。それはある意味、運命に則って、その使命を完遂させたと言えるのだと思うのです。運命を達成するための方法論は、人間一人一人の意志に任されているからです。
今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!
数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!