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幸運の鍵 第305話

《令和4年1月28日(金)》

目標を達成するためには努力が必要です。それが高い目標であろうが低い目標であろうが、努力無しに達成は不可能です。確かに努力したからといって、全てが達成されることはありませんが、少なくとも、成功は努力無しには成し遂げられないことだけは確かです。昭和39年の東京オリンピックで金メダルを獲得した女子バレーボールチームの監督、大松博文は次のように言っています。

「4時から12時まで、毎夜7時間だった練習が、やがて一時間延び、一時間半延びるというようになり、当然睡眠時間はそれだけ減っていった。そして自分たちはすべてを犠牲にし、眠る時間も減らして練習している。この事実がやがてソ連に負ける道理がないという自信となって選手たちの胸に集積されていった」

私は若い頃アスリートとしてスポーツに没頭していました。その経験からですが、試合中、大接戦でどちらが勝ってもおかしくないという展開がよくあります。しかし、一瞬勝利を確信する瞬間があります。よく言う、ゾーンに入る…というやつです。そうすると、体が勝手に動いて、相手の攻撃には全て対応でき、こちらの攻撃はミス一つ無く全て成功します。そして確信通り、勝利を手にするのです。

努力が大切だという根拠は、まさにそこにあります。努力はすればするほど自信を生みます。そして、その自信を積み重ねることで、確信に変わるのです。確信を手にした人間は、多少のことでは揺らぎません。どんな荒波が襲って来ても、精神的にビクともしないのです。

私は大して努力しないアスリートでしたが、たぶん、勝った試合は、対戦相手より少し努力の量が多かったのかもしれません。何度もゾーンに入って勝利した経験があります。スポーツがそうであるように、人生においても、大きな勝負の岐路に立った時、最後の最後は精神力がものを言います。強靱な精神力を持った者が最後は勝つのです。そしてその強靱な精神力は、小さな努力の積み重ねによって得られた確信がもたらしてくれるのです。

小さな努力を積み重ねる癖をつけましょう!小さな努力の積み重ねは、いずれ確信に変わって私達をより強い人間に変えてくれるはずです。今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!