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幸運の鍵 第530話

《令和4年9月16日(金)》

人間は弱い存在です。世の中の流れや周囲の雰囲気に流されてしまうものです。日常の生活、主に会社組織の中においては、自分の考えを封印して周囲に合わせることが普通であり、一般的と言えるでしょう。それは、生きていくためにやむを得ないことだと思います。特に国家の存亡や会社の社運が掛かった一大時に、積極的に周囲と協力して難局を乗り切ることはとても大切なことだと思います!しかし、中には自分の出世や保身という我欲のために、自分の良心さえも捨てて、媚びへつらう人もいるものです。まさに風見鶏の人生ですね。米国の女性作家、エラ•ウィーラー•ウィルコックスは次のように言っています。

「吹いている風がまったく同じでも、ある船は東へ行き、ある船は西へ行く。
進路を決めるのは風ではない、帆の向きである。
人生の航海でその行く末を決めるのは、なぎでもなければ、嵐でもない、心の持ち方である」

自分というものをしっかり持っていないと、目的地から大きく外れてしまう場合が多いものです。ここで気をつけなくてはいけないのは、自分の意志が「利他の精神」に基づくものなのか、単なる「我欲」によるものなのかの違いだと思うのです。世のため人のためになることなら、自分の理想を一旦封印してでも、道を誤ることはありません。しかし、単なる自分の欲のために意志や理想を曲げることは、道を見失う一番大きな原因となります。人生の道を踏み外す人のほとんどが我欲によるものなのです。近道をしようと意志を曲げる人は道を誤り、遠回りをしてでも人に尽くそうと考える人は、結果的に一番早く目標を達成するのです。それが「自然の摂理」だからです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!