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幸運の鍵 第1130話

《令和6年5月21日(火)》

人はとかく、自分の実力以上のことをやりたがります。特に順風満帆で、何でも思った通りに運ぶ時は、イケイケどんどんで勢いだけに任せてしまうものです。それは、実力がまだ不十分だということに気付かずに、自分の力を過信してしまうからですね。一旦過信すると、スランプに陥った時に這い上がるのが大変になります。こんなはずではなかった…と、右往左往してしまう時がそういう時です。小説家、武者小路実篤は次のように言っています。

「自分の力に合うことだけしろ。その他の事は、おのずと道が開けてくるまで待て」

機が熟す…という言葉がありますね。地道に努力を重ねていると、必ずその実力を開花させる最高のタイミングが訪れるという意味です。機が熟していないのに、実力以上のことをしようとしても上手くいくはずはありませんね。スポーツで例えると、ランキング100位の人がたまたまランキング1位の人に勝つ場合がありますが、それで自分は最強だと勘違いしてしまうと、ランキング上位の人に勝てないばかりか、ランキング下位の人にどんどん負けてしまって、スランプに陥ってしまうものです。しかし、過信せず地道に努力を重ねていくと、いつの日か必ずトップを争う実力と晴れ舞台が訪れるはずです。何事も自分の実力をしっかり認識して、焦らず慌てず実力を蓄えながら、気が熟す時を待つことがとても重要なのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!


数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!