幸運の鍵 第1040話

《令和6年2月18日(日)》

人間は何故か幸せだったことはすぐ忘れてしまい、不幸だったことはいつまでも覚えている癖がありますね。それだけ不幸の記憶が強烈だったということでしょうが、10ある幸せを忘れて、1つしかない不幸をいつまでも引き摺ることは、それこそ不幸なことです。そして幸せそうに見える周囲と比べて、自分だけが不幸であるかのような錯覚に囚われることも、まさに不幸なことです。人間誰でも同じように不幸は経験するものです。しかし、いつも幸せそうに見える人は、不幸にさえ感謝して学びを得ると共に、今ある幸せに目を向けて暮らしているのです。英国の小説家、チャールズ•ディケンズは次のように言っています。

「誰もがたくさんもっている今の幸せに目を向けるのです。
誰もがもっている過去の不幸は忘れなさい」

幸せとは私達の周りにたくさん存在します。雪の中から顔を出すふきのとうは、春への希望の証です。水平線から上る太陽は、今日も命が続くことの象徴です。職場は家族を養う明日への希望の扉です。小さな幸せに気付くと、生きる活力が湧いてくるものです。幸せそうに見える人は、そういう日常の幸せに目を向ける感性を持っている人達なのです。それを既に終わってしまった過去の不幸に縛られて生きる人達は、自分の人生を自ら不幸の道に引き摺り込んでいるようなものです。幸せになりたければ、幸せなことに目を向けて不幸なことは忘れる癖を付けたいものです。幸せも不幸も自らが手繰り寄せている結果だからです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!