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幸運の鍵 第985話

《令和5年12月24日(日)》

人は「己の信ずる道を邁進する」生き方が理想的であると言われます。確かに、風見鶏のようにあっちになびき、こっちになびき…という生き方はしたくないものですね。しかし現実のところ、私達はどうしても無意識の内に自分の保身を最優先に考えてしまう傾向があるのではないでしょうか。会社でもPTAでも町内会でも、本当は違うと思いながらも波風立てたくないという思いから、多数の意見に同意することはよくあることです。それは不利益を被ることは避けたいという、人間の本能から来ることなのでしょう。米国の小説家、キャサリン•アン•ポーターは次のように言っています。

「ほんとうに正しいことのために戦ったのなら、負けても恥じることはない」

しかし、もし自分が国家の舵取りをする国会議員であったり官僚であったりしたら、自分の保身を第一に考えるような人間であってはいけませんね。それは、民間企業の経営陣であっても同じです。国家であれば1億2,000万人の国民、民間企業であれば従業員と従業員に扶養される全ての家族の命を預かっていることと同じだからです。次期総理、次期事務次官、次期社長などという出世のための権力闘争に明け暮れる暇など無いはずです。百年の計に立った、国家戦略や企業戦略のために、正しいと思った道を真っ直ぐに突き進んでほしいと願います。私達も可能な限り、正しいと思った道を歩む姿勢を持ちたいものです。それが、将来のある若者達に対する、生きた教科書となるからです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!