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幸運の鍵 第1091話

《令和6年4月9日(火)》

人は早く成果を出したいと願うものです。そして中々成果が出ないと、焦ったりすぐ諦めたりしますね。結果が出るのが決まっているもの…、例えば各種試験とか、スポーツの大会とか、その日に結果が必ず出るものであれば、そこに焦点を合わせて準備することができます。しかし、「幸福」というような、いつまでに幸せになるとか不幸になるとか決まっていないものについては、短時間で結果を望んでも思い通りにはいかないものですね。古代ギリシアの哲学者、アリストテレスは次のように言っています。

「一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。
このように、一日もしくは短い時間で人は幸福にも幸運にもなりはしない」

長い人生においては、幸せだと思っていることが実は幸せではなかったり、逆に不幸だと思っていることが幸せへのきっかけだったりすることがあります。それは、人生の紆余曲折を経てみないとわからないものです。ですから、順風満帆で何でも上手くいく時期があっても、決して舞い上がってはいけません。絶好調の時期こそ、冷静に謙虚に自らを律しなければいけないのです。

そして不幸のドン底にいるとしても、決して自らを卑下することなく、希望を捨ててはいけません。人生には幸せを掴む転機になることがたくさんあるものです。そして幸せを掴んだ人は、大抵その前の苦労の時期を乗り越えているものです。短時間で幸せも不幸も確定するものではありません。例え辛い時期にあろうとも、希望を忘れず前向きに人生を歩みたいものです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!