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幸運の鍵 第788話

《令和5年6月2日(金)》

生きるということは、棘の道を切り拓くようなものです。断崖絶壁を登ることもあるでしょうし、吹きすさぶ風雪に耐える時もあるでしょう。どうして自分の人生は…と、泣きたくなることも多々あるものですね。もちろん楽しい時期や順風満帆な時期もありますが、幸せだけが続く人生は、まずあり得ないと言ってよいでしょう。そういう人生の紆余曲折を乗り越えていくためには、信念や勇気、そして勇敢さが必要になるものです。小説家、武者小路実篤は次のように言っています。

「どこまでも勝ちぬき、どこまでも生きぬくためには、勇敢であることが必要なのだ。
そして勇敢の第一の条件は生命を捨てるのを恐れずに戦うということだ。
それも弱者のため、自分の保護を要求する人のために身を犠牲として戦う。
これが勇敢なものの特質である」

弱者や自分の保護を求める人のために命を懸けて戦う…。つまり命懸けで「利他の精神」を発揮する誠実さを持った者こそが、勇敢な者だということですね。まさに今、ウクライナで国のため愛する者のために、命を懸けて戦っている志願兵達の勇敢さそのものです。ただ、私達普通の人間も日常生活の中で、愛する者のために命懸けで生活しています。妻子にご飯を食べさせるために辛い仕事を頑張っているお父さん、愛する子供達のために必死で子育てしているお母さん、年老いた親のために一生懸命介護をしている息子や娘達…etc。勇敢さを持って精一杯頑張っている限り、人間はどんな苦労も困難も乗り越えていけるものです!辛いことがあっても落胆せず、勇気を振り絞って頑張っていきましょう。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!