幸運の鍵　第898話

《令和5年9月28日(木)》

人生とはどう生きるべきか、自分の人生についてしっかりした指針を持って生活している人はどれだけいるでしょうか？信念に基づいて、人生設計をしっかり立てている人もいるでしょうが、私も含め、育児や借金返済や今日食べることのために、その日その日を必死で生きている人が多いのかもしれませんね。

しかし、例えその日暮らしであっても、この子のためにとか、今日の家族の糧を得るためにとか、はっきりした強い目的を持って生きることは、とても大切なことだと思います。問題は目的も無く、ただ何となく流されて生きることなのだと思うのです。英国の看護師、フローレンス•ナイチンゲールは次のように言っています。

『人生を生きるには、修練が必要です。｢まずまずの目的、過ち多き行為、ぐらぐらしている意志｣のうちに人生をうやむやに過ごしてはなりません』

人生、無理をせず身の丈に合った生き方をすることは重要なことですね。心にストレスを溜めながら、背伸びばかりする人生では、心身に異常をきたしたり、モチベーションを維持できなくなってしまうからです。ただ問題は、人間という生き物は意識して自分を律しないと、どんどん楽な方向に流れて行きやすい弱い生き物だということです。

ナイチンゲールは、人生には修練が必要だと説いています。それは、自分を律する力を持たないといけないということです。自分の実力以上の背伸びした生き方をする必要はありません。しかし、自分を律する強さを持たないと、身の丈に合った生き方さえも、ぐらついてしまうのが人生の難しいところなのです。修練を重ねて自分を律し、身の丈に合ったブレない着実な生き方を実践したいものです。

今日も読んでくれてありがとう！今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように！