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幸運の鍵 第1090話

《令和6年4月8日(月)》

人生の苦悩とは、様々な迷いから発生しているように思います。目の前に現れた状況だけを見つめて、日々その瞬間瞬間を一生懸命生きている人には、迷いは発生しません。迷うということは、まだ見ぬ先を見つめて、自分の望むような未来を創ろうとする欲を持った時に発生するのではないでしょうか。つまり、「迷い」=「欲望」なのだと思うのです。パナソニックの創業者、松下幸之助は次のように言っています。

「迷う、ということは、一種の欲望からきているように思う。
ああもなりたい、こうもなりたい、こういうふうに出世したい、という欲望から迷いがでてくる。
それを捨て去れば問題はなくなる」

例えば会社の仕事において、日々目の前の職務に集中している人は、ストレスや体力的な疲れが溜まることがあっても、そこに迷いを生じさせることはありません。しかし、早く出世したい…等という「欲望」を持った時に「迷い」が生じてしまいます。社長に気に入ってもらうためにはどうしたらよいか…、積極的に改善提案すべきか…、毎朝トイレ清掃をして注目を集めるべきか…、お中元•お歳暮は奥様宛に送るべきか…等々。普通の人なら笑い話になるようなことも、欲望を持った人間には大切なことであり、それが「迷い」の正体なのだと思うのです。もし人生に疲れた人がいたら、一度抱えている「欲望」を手放してみるのが良いのかもしれません。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!