幸運の鍵 第1015話
《令和6年1月24日(水)》
人間には優れている点がたくさんありますが、同時に欠点もたくさん抱えているものです。そして人間は、自分の欠点を素直に認めようとしないものです。誰かから欠点を指摘されると、余計に反発して怒ったりもしますね。確かに欠点を直視することは嫌なことであり、認めようとしたくない気持ちも理解できます。しかし、それは欠点が悪いことだという観念があるからではないでしょうか。三重苦を克服した「奇跡の人」、ヘレン•ケラーは次のように言っています。
「自分の欠点を直視し認めることです。
ただし欠点に振り回されてはいけません。
忍耐力、優しさ、人を見抜く目を欠点から学びましょう」
優れている点から学ぶことも多いですが、むしろ欠点から学ぶことの方が遥かに多いのではないかと思います。例えば、運動の不得意な人が皆から笑われたとします。笑われるということは、屈辱的でとても嫌なことですが、その辛さがあるおかげで、その人は同様に何か劣っている人のことを絶対に笑わないのだと思います。痛みを知る人間は他人の痛みを理解できるからです。そして自分のことを卑下してはいけませんね。どうせ自分は…と卑下することなく、欠点から学ばせてもらっていると感謝できた時、その欠点は何物にも勝る良き教科書となるのです。
今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!
数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!