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幸運の鍵 第673話

《令和5年2月6日(月)》

よく生き方探しと言って、流浪の旅をしたり、新たな趣味を見つけてそれに没頭しようとしたりする場合があります。確かに見たこともない風景や文化に触れたり、やったことのない分野の趣味を持ったりすると、新鮮な気分になれると共に、楽しさや希望が芽生えるものです。しかし、そういう機会を得るには、お金も時間も必要になりますね。大企業を定年退職し、数千万円の退職金と自由になる時間をたくさん持っている人なら可能ですが、日々の生活で精一杯の多くの人間にとっては中々できないことでもあるはずです。では、普通の庶民にとっては、新たな希望や発見を得ることはできないのでしょうか?いや、現状を変えずに新たな視点を持つことは可能なはずです。米国の作家、タデウス•ゴラスは次のように言っています。

「自分の内なるものも外なるものも、見ているものを変える必要はない。ただ見方を変えればいいのだ」

道端に咲く一輪の花も、何も思わずに通り過ぎるのと、この寒い中で元気に咲いて立派だね!…と思いながら通るのとでは、心の中の温かみや余裕が全く違ってくるものです。自分を変えようと思ったり、生き方を見直してみようと思ったら、新しい場所を見たり新しいことにチャレンジしなくても、心の中の見方や感性を変えてみることで、人間は大きく変わるものです。逆に言うと、どんなに新しい景色を見ようが、心の中の見方を変えない限り、今までと何も変わらないということなのです。優しさを沢山欲しいのであれば、自らも慈しみの心を発信しないといけません。怒りの心を持ちながら、幸福が寄ってくることはあり得ないのです。自然の摂理を理解できた時、人生のベクトルは幸せの方向に向くことを悟りたいものです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!