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幸運の鍵 第403話

《令和4年5月8日(日)》

人が生きていく上で、人間関係はとても重要なものですね。自分を成長させてくれるのも人間関係、幸せを引き寄せてくれるのも人間関係です。しかしその反面、怒りやストレスを生じさせるのも人間関係と言えるでしょう。円滑な人間関係を築くには何が大切なのでしょうか。自我を出し続けると、相手に不快な思いをさせてしまいます。円滑にしようと無理に同調したり、作り笑いをし続けると、自分にストレスが溜まってしまいますね。やはり何事もそうですが、真心を込めることが基本であり、理想であり、真理なのだと思うのです。聖人マザー•テレサは次のように言っています。

「親切で慈しみ深くありなさい。あなたに会った人がだれでも前よりももっと気持ちよく明るくなって帰るようにしなさい。親切があなたの表情にまなざしに、ほほえみに温かく声をかける言葉にあらわれるように、子どもにも貧しい人にも苦しんでいる孤独な人すべてに、いつでもよろこびにあふれた笑顔をむけなさい。世話するだけでなくあなたの心をあたえなさい」

真心とは、「利他の精神」そのものです。親切心や慈愛の気持ちは、真心の表れであり、人間として追求すべき最高の精神なのだと思うのです。しかし人によっては、形だけ表現しても同じではないかと思う人がいるかもしれません。真心を持って笑顔で接するのと、真心を持たなくても笑顔で接しているのと何が違うのか…と。確かに形は同じですね。相手に見える姿も同じです。しかし、根本的に違うものがあります。それは、真心を込めることは、常に相手のことを思いやる「利他の精神」なのに対し、形だけ繕う姿は、自分の意思によって操作する「利己の精神」に他ならないからです。

真心を込めると、それは人々を癒し、巡り巡ってまた自分に戻って来るものです。それが「大宇宙の法則」だからです。しかし、真心無き形だけの表現は、発する思いが無いため、その後の思いやりの循環を生み出すことはありません。言うは易く行うは難し…で、常に「利他の精神」を心掛け、真心を込めて人に接することは大変なことですが、マザー•テレサが言う「あなたの心をあたえなさい」という姿勢こそ真理であり、人として一生追い求めるべき道であると思うのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!