見出し画像

幸運の鍵 第534話

《令和4年9月20日(火)》

人間関係の基本は信頼ですね。その信頼とは、自分のことより相手のためにという優しさや慈しみの心があって初めて育まれるものです。一番わかりやすい例は夫婦の関係ではないでしょうか。夫婦がお互い信頼し一番仲の良い時期は、結婚に至る恋人時代と新婚時代ですね。ところが、時間が経つとともに喧嘩も多くなるものです。一番仲の良い時期には、自分のことより、相手が何を欲しがっているのか、何をしてあげれば喜ぶか、いつも相手のことを第一に考えるものです。しかし、時間の経過とともに、これをしてほしいのに何もしてくれないとか、冷たい態度ばかり取るとか、相手が自分に何をしてくれるのかに焦点が変わってくるのです。米国の自己啓発書作家、アンソニー•ロビンズは次のように言っています。

「生きることの極意は、与えることだ」

人間というものは、国や社会や他人が何を自分に与えてくれるかに関心を示すものです。そのため、期待通りにいかないと文句を言ったり、愚痴を言ったり、怒ったりします。しかし、自分自身が国のため社会のため人のために何かをしなくては…という考え方に立って初めて、全てが上手く機能していくということを忘れてはいけません。夫婦関係を例にしてお話ししましたが、まず自分から与え、かつ与え続けることが、夫婦円満の秘訣であり、全ての人間関係の基本でもあるのです。与えられるのを待って、損得勘定をするようになると、夫婦関係のみならず人間関係は揺らぎ始めます。親が子供に無償の愛を注ぐように、農家の人が作物を慈しみ大切に育てるように、まず自らが率先して与えていきましょう!そういう人が多ければ多いほど社会は成熟し、より住みよい社会になるはずなのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!