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幸運の鍵 第253話

《令和3年12月3日(金)》

人は環境に左右され、人の意見に左右され、世の中の流れに翻弄されやすい生き物です。そのため、何か失敗したり躓いたりすると、環境が悪い、人が悪い、世の中が悪い…と、すぐ周りのせいにしたがります。人間は自由意思を持っています。周りに流されるのも自由意思。それならば、その結果も自分の責任に帰して当然ですが、人はそれに気付かず周りに責任転嫁したがるのです。米国の女性作家、エラ•ウィーラー•ウィルコックスは次のように言っています。

「吹いている風がまったく同じでも、ある船は東へ行き、ある船は西へ行く。
進路を決めるのは風ではない、帆の向きである。
人生の航海でその行く末を決めるのは、なぎでもなければ、嵐でもない、心の持ち方である」

選挙権という権利を持ちながらそれを行使せず、ただただ政治に不満を持っている人がいます。投票しても何も変わらないと理屈を言います。選挙権を行使しないこともその人の自由意思ではありますが、結果をすべて受け入れるという委任状を出しているのと同じだということを忘れてはいけません。何事も自分の意思であり、自分の責任になるということです。

自分の考え方をしっかり持っている人は、周囲に流されず、誰のせいにもしません。世の中が平安であろうが波風が立とうが、帆をしっかり張って一心不乱に目的地を目指せるのです。なぎの時は帆を下ろしてゆっくり過ごすのも良いでしょう。鋭気を蓄える時間は人間にとって必要なことです。そしていざとなったら、嵐の中でもブレずに帆をしっかり張って前進したいものです!自分の意思をしっかり持って責任を果たせる人には、必ず幸運が味方してくれるはずです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!