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新卒1年目ベンチャー日記vol.3「活き活きってなんだ」

活き活きってなんだ。生き生きしている、活き活き働いているってなんだろう。魚って水から釣り上げると活き活きしてますよね。では、

釣った魚

社会人になってから友達に会ったりすると、大概、仕事の話になる。どういう仕事しているのか?どんな業界なのか、など。例によって自分が何をしているのか話す番になる。簡単に説明し「ベンチャーとかスタートアップ」などと答える。具体的にどんなことをしているのかも聞かれるので答えると、すごい、など、そういう類の反応をしてもらえる。充実してそうだねとかもセットで言われる。もちろん充実はしているし、なかなか無い経験を出来ているとは感じている。

周りからの評価と、自分の想いは大きく異なる場合はある。仕事の話をする時の場合、私の根底には「必死、焦り、戸惑い、無力感」などがくる。とにかく、毎日を懸命に過ごしている。それが周りからは「すごい、充実してそう、いきいきしてる」などとの見解を得られる。個人が思っている事と周りが思っていることは大きく違うのかもしれない。これを魚に例えてみよう。

例えば、釣りをしていたとする。あなたは1匹の魚を釣り上げ、その魚は大きく動き、地上を飛び跳ね、とても活き活きしている。釣り上げたあなたからしたら動き回る魚は、それだけ活きがいいように見える。でも、魚からしたらいきなり釣り上げられ呼吸が出来なくなり、苦しみもがいているのだ。もしかしてあの言葉の成り立ちは、必死に息をしようとしている、息している、活き活きしてるってことなのかもしれない。

私は魚ではないので、地上で窒息することはないと信じている。しかし、この釣りあげた魚のように、見る立場によってその行動の受け取り方も異なることもある。私は、いきいき(息)しているのだろうか、充実しているように見えているのだろうか。その裏側で、窒息しかけているのかもしれない。

もっと違う角度でみるとしよう、あるいは「すごい」という評価を求めているのかもしれない。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「将来は起業したい」 この想いで、新卒でベンチャーという環境を選びました。 想像していたよりも遥かに苦しい毎日ですが、この環境でしか得られない体験から、確実に成長していると感じます。死ぬ気で日々を送ります。