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「サマバケ」を振り返る①

昨日クランクアップを迎えたサマバケ。
あまりにも充実していて、あまりにもハードで、あまりにも楽しかった1ヶ月。

書いていたらなかなかの長編になりそうだったから、3回くらいに分けようかな。

この1ヶ月をざっと振り返ってみる。




はじまり。

今からちょうど1ヶ月前の7/7。

おぶちゃpresents「サマバケ」の稽古が始まった。
確かそのちょっと前にはチケット発売が始まったいて、ご予約も既にいただいていた。
始まる前からキャストとはやり取りをしていて「安全に公演をやるうえで何か1つでも不安要素を払拭できないのならば公演は即中止します」と伝えていた。

よそがどうとかそういうことではなく、僕はそういう考えだったというだけ。結果映像収録になってしまったけと、だからこそ得られた経験はかけがえのないものだ。今回の判断をして良かった、と、今のところ思えている。


6月に遡る。

4・5月の自粛期間中にオンラインイベントで一緒に時間を過ごした仲間たちに声をかけた。
最初はたみちゃん。たみちゃんとは「何か形に残せる表現活動がしたいね」と話していた。当時の世の中の落ち着きを見極めて、お客様を入れた公演に挑戦しても良いのでは?となり、たみちゃんが一緒にやってくれることになった。
もともとおぶちゃは少人数でやっていたし、今回も少人数と決めていた。

三年前の旗揚げ公演「おぶちゃ#1」は僕入れて4人だった。それ以来の4人。なんかいいなぁと思い、若き精鋭2人に声をかけた。2人とも快諾してくれた。前述の通り2人とも自粛期間にオンラインで交流を取っていた仲間だ。

キュービックでやることは、実はコロナ前からぼんやり決まっていた。自粛明けてお店に行き、オーナーと相談し、自分が考えた企画のコンセプトとウイルス対策を伝えたところこちらも快諾していただいた。

音楽、デザイナー、映像。当日のスタッフなど、各セクションを支えてくれる仲間にもOKをもらった。

上演をする準備は整った。

作品について。

最初に「作品の中にいる時間だけは、何も考えず楽しんでほしい」というコンセプトだけが決まっていた。

タイトル「サマバケ」は色んな候補を挙げたなかから選んだ気がする。なんとなく4文字がいいなと思っていた。(ちなみに僕はカタカナ4文字タイトルが多い。好きなんだと思う。)

サマバケはオムニバス作品。それは最初から決まっていた。プロローグ+4本。最初は6本くらいやろうとしていたのかな?

コロナ禍で生存可能な演劇の選択肢は当然「少人数」。かねてより気になっていた2人芝居がやりたいと感じ、4人が全員とマンツーマンで絡む構成数が6だった。

結果、そこから2本削った4本(+プロローグ)になり、きっとステイホームを強いられる夏になるからとことん「夏」を感じられる作品にしよう!という想いも重なり「サマバケ」というタイトルになった。

ちなみにタイトルを一切捻らず、愚直なほどに誰もが思いつく凡庸なものにしたのも、「細かいことはいいじゃん!」「真っ正面から夏を作るぞ!」という気概が込められていたりする。

上手い下手とかじゃなく、夏を楽しめるかどうか。

夏か、夏じゃないか。
俺か、俺以外か。


気分はおぶランドだった。

は?



ボツになったアイディア

公演をやる際に温めていたアイディアたち。

○ブリッジ(作品と作品の合間)にラジオの演出を用意してその中のコーナーで「リスナーからの『歓喜の瞬間』を紹介する『歓喜タイム』のコーナー」という日本一つまらない換気対策。

○ソシャディ対策で間隔の空いた座席にひたすら夏グッズを置いて、客席を集中できないんじゃないかってくらい夏で埋め尽くす作戦。

○「サマバケエンニチ」という名のグッズコーナーを会場全体で展開。協賛権はもともと、このエンニチで「ヨーヨーすくい」や「おみくじ」などを安価で提供するためのものだった。地元のお祭りをイメージしたデザイン。なるべく金銭やりとりを減らす対策も用意していた。


まだ稽古始まってからを振り返ってない

ここまで書いて驚いた。
振り返りが全然進まない。笑

焦って書きたくもないし、ゆっくり振り返って次に向かう整理をつけたいし、あと2回くらいに分けよう。

次は稽古&収録について、
その次はキャストや仲間たちについて。


サマバケは終わらない。

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