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カウンセリングで何を話せばいいの?

今のところ日本では、まだカウンセリングの敷居は高いと感じます。
私は企業の相談窓口をしていますが
自分からカウンセリングを受けてみようと思う社員はほとんどいません。

それでも社内でメンタルヘルスの情報を発信したり
定期的に全員面談をすることで
社内のハードルは少し下がっているのか
最近は若い子からの相談希望が増えています。

ただ、皆さんが感じているのは
「悩んでいるけど、相談窓口で何を話せばいいのかわからない」
ということがあるのではないかと思います。

そういう時の考え方について
シチュエーション別に少しお話しします。

1. 身体に変化が出ている場合

例えば、頭痛や腹痛がする。帯状疱疹が出た。
いつもはない倦怠感や熱が出る、など。
または、食欲がなくなった、増えた。
夜眠れなくなった、という場合もあると思います。

こういう場合は、まずそこから話してみましょう。
それがメンタルに関係しているのかどうかや
関係しているなら、どんなことが起因しているかなど
話していくうちにわかってくるかもしれません。

2. 行動に変化が出ている場合

会社に行こうとしても行けなくて遅刻してしまう。
欠勤が多くなってきた。
休日遊びに出かけていたのに、寝てばかりいる。
友達と会うのが億劫になった。

こういう場合も、まずはそこから話しましょう。
いつもと何か違うような気がする、だけでもいいです。
メンタル疾患がなかったらなかったで、いいじゃないですか。
話していくうちにスッキリするかもしれません。

3. 相談することは特にない場合

例えば上司や親に言われて相談しに行く場合はこうなりがちです。
でも、自分では気づいていないだけかもしれません。
または悩みを相談することが苦手な人もいます。

その場合は、素直に「何を相談すればいいかわからない」
と言ってみてください。
相手はプロです。
そんな状態からでも、何に悩んでいるのかだんだんはっきりしてきます。

ただ、ここでわかってほしいのは
言いたくないことは言わなくていいということです。
カウンセラーがあなたの絶対領域を侵してくることはありません。
全てを話さなくていいのです。

普段は家族や友人に悩みを話せていても
どうしても話せないこともあると思います。
そういう時、カウンセリングを検討してみてください。

まずは無料相談できるところがいいかもしれません。
厚生労働省の「こころの耳」というサイトがとてもよくできているので
一度覗いてみてはどうでしょうか?
電話相談のほか、メールやチャットでの相談もできます。

みんなが生き生きと働ける社会になるために
私も微力ながら貢献したいと思います。

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