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店主日記:「自由」であることの自己実現

すっかり寒くなりましたね。
一応はデザイナーズ物件であるオフィス。ガラス面が多いので夏は暑く、冬は寒い・・(前のサロン&オフィスも同じくでした。が、それでもデザイナーズが好き。笑)・・・先週まで冷房を入れたりしていたのに、暖房の出番が来るとは。皆様も、体調管理にお気をつけてお過ごしください。

写真は、今年から再開して卒業生や関係者の方々に来訪いただく機会があり、先日も秋色の美しいお花を頂きました。ありがとうございます。

さて、このところ仕事の分担整理をしていて、この日記マガジンの主要テーマもそこ、なのですが、今の仕事を2004年に初めてはや20年。色々ある中身をどんな配分でどのように進めていくかは、本当にその時々の状況に応じて変えて、変え続けて来ました。

以前は、その「状況」というのは子育て事情がほとんどでした。ゆとりの人員の無い家族構成ですから、子供のために必要な体勢を取りつつ、出来る範囲でまずは外枠を作り、その中で何とか、生計維持者としての結果を出せるよう、自分に出来る仕事を、その時々の効率や稼働力をもとに配置・配分し、そういった事情と、直感的な作業を同時にバランスさせていくという。

自営業、自由業というのは、人間的になかなか、鍛えられます。

今日はショップの発送日に向けて、梱包作業をしていました。・・と言っても、月に一度のグループセッションもあったので、前半はそこに向けての準備と、本番と、余韻の中での情報整理。それから、出荷準備の仕事に。

ショップの仕事は、特に商品である石を扱う時間というのは、なかなか着地やバランシングを促されるので、サロン仕事との両立は理想的なのかもしれません。行ったり来たりと仕事が多岐に渡るのは大変だけれど、だからこそバランスが取れているのかもしれない。

サロン仕事では特に、秘教的な分野、古代文明や神がかった領域に触れたりなどして、そこにチャンネルを合わせているところに、地に足をつけたショップ仕事が巡って来ることで、それぞれの距離感を感じることが出来て、「今」に照準を合わせられる。

そうそう。そう思って来たからこそ、今まで、両立は大変だなと思うことがあっても、「いやいや」と思い直してどちらも続けてこれたのです。二足のわらじで。そこに不満があった訳ではない。寧ろありがたいと思ってどちらも続けて来た。ただひとえに、これからの(3足わらじの)新体制を作るために、再編成をしている、ということ。あくまでもポジティブな流れであり、何かがイヤになった訳でも、問題が浮上した訳でもなく。

特に考えを振り絞ったり、悩んだり迷ったりしなくても、「流れ」を掴んだらそれを「発信する」この繰り返しでいいのだと、少し前に再確認していました。その感覚は、以前・・(何となくのスランプ期に入る前)の自分の仕事の仕方だったのですが、それがふと、言葉として降りて、「ああ、そうだった」と思い出したのです。

20年前、最初に「スピリチュアリティ」に興味を持った時に、「フローに乗るだけ」という考え方を知りました(書籍で読んで)。確かにその通りで、ただ、「流れ」も時には潮目が変わることも、多少の乱れが起こることもある。難しい波を経験すれば、それだけ「知恵」が付いていく。

自分の辞書には無かったような言葉や概念やエネルギーを、他者を通じて体験することもある。それが辞書に乗っかってしまったばっかりに、ただ無邪気に波に乗っていられた時とは違う難しさが、付加されることもある。

けれどもしばらくして、そのような言葉や概念やエネルギーは、やはり他人のものであったと、自分の辞書から削除する日がまた巡って来るかもしれない。自分の意識の辞書になければ、その法則が稼働することはなく、束縛から解き放たれ、再び、自由を取り戻す。

「フローに乗る」というのは、とてもパーソナルなことなので、自分自身の意識と、潜在意識、そしてスピでは「ハイヤーセルフ」と表現する、自分という多次元システムの「高次の自我」との三位一体で、為されるもの。そこに変に他者や外部からの束縛がかかってしまうと、フローを見失い兼ねない。実際、見失って、あるいは見つけられずに生きている人々が殆どだ。

ついつい長く語ってしまいました・・・
人々はもっと、「システム全体」としての自分について、知るべきだと思います。神智学、人智学(シュタイナー)などがそれを扱っている。魂という個の存在がこの世界で、いかにして「自由」を獲得して自己実現していくか。そこには、平面的な啓発・啓蒙ではなく、奥行きのある理解と、ある種のトレーニングも必要。

今後はそういったこと、ヒーリングの知識とともに、人間の魂の自由を追求していく哲学のようなもの(シュタイナー先生も既にやってらっしゃるけど、現代版としての)・・を、発信していけたらと思っています。

読んでいただきありがとうございます。
Amari