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北欧の照明「PH5」と「ポールヘニングセン」について知る

「PH 5」ってご存知ですか?
言葉にはできないけど、姿形は想像できる人もいると思います。

今日はその「PH 5」と生みの親でもある「ポール・ヘニングセン」
を振り返る。


1894-1967 デンマーク
ポールへニングセン生まれる

最初は建築士としてキャリアをスタートさせた彼。
1925年、照明ブランド「ルイスポールセン」とのコラボにより、後に北欧の代表的な照明「PH 5」などを生み出していきました。

日照時間が少ない北欧では、光は大切なものだとされています。

そのため豊かで生活しやすくなるような工夫が必要で、ヘニングセンも「光」を大切にしたランプをこれまで100種類以上発表しています。

ヘニングセンの特徴:グレアのない照明

照明はシェードを重ねることで光を柔らかく、周りを温かく照らしてくれる作品が多いです。

有名なペンダントライトだけでなく、フロアランプやテーブル、ウォールランプと意外にも沢山の種類があることに驚きました。

1958年「PH 5」誕生

これは公式サイトで知ったことなのですが、「PH 5」の「5」は、メインシェードの直径50cmから取ってるんですって。
なんか覚えやすい。サイズは少し小さい「ミニ」もあります。

個人的にカラーバリエーションが豊富なところが好きです。

北欧のインテリアを学んでいるけど派手な色も大好きなので、結構原色とか使われているのを見ると興奮しちゃいます(笑)

グリーンの「PH5」
意外にベースが白×木目でも合いそうな色合い

1966年、最後の作品「PH 4/3」

これ個人的に好きな照明です!

ヘニングセン最後の照明と言われてるらしいのですが、その特徴として、3枚のシェードと光を優しく照らしてくれる白色でまとめられたデザイン。

他の照明は、ガラスだったり真鍮使っていたり素材をたくさん使っていたりするのですが、オールメタルで統一され、シンプルながら存在感がある照明だと思いました。

今は白しかラインナップがないのですが、青やオレンジが出ていたんですね。

いつかオレンジに出会ってみたいです…!!

オレンジの「PH4/3」
こんな照明あったら日中でも電気つけたくなっちゃうな〜

今も飽きられることなく生活の一部として求められているポールヘニングセンの照明たち。

本当に彼の追求していた「飽きのこないデザインを作る」という思想にまんまとハマってしまったということですね。脱帽です。

長くなっちゃいましたが、
本当にさわりの「ポールヘニングセン」のお話しでした。

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