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女に振られたのは何度目だろうか

 先日、趣味の合う女性に好意をあらわにした。数回一緒に会ったため、とりあえず好意だけを伝えた。反応は微妙だった。いや、女性の心理がわからない。女性の発言は真実ではない。現実を見れば僕は振られている。確かに、初めて会った時も忙しいから来月とか言われていた。初めから、遠回しにあなたに興味がありませんということだった。あってくれたからと勘違いしていた。好きに違いない、好意を伝えないと発展しない。男なら腹をくくって面と向かって告白しろ。そう言い聞かせて見事に自爆した。高校時代もこんなことがあった。僕は馬鹿だ。もうその女性から連絡は無い。終わった。

僕が実際にやられた、女性の振り方は以下である。
・友達からよろしく
・忙しい
・今度また連絡
 等々、女性は絶対にその場の雰囲気を崩すことなく遠回しなコミュニケーションが得意である。表面上の言葉ではわからないのが女の怖さ。男は期待してはいけない。キャバ嬢が聞き上手で、本能レベルでコミュニケーションがうまいため、馬鹿な男は本当に気があると思うだろう。嘘だ、女性は振る舞いという点では恐ろしく上手い。

 僕は、少しでも振られたら諦める。それまでの関係だったと思う。女性に対して執着が強いのはカッコ悪いと思っている。だが、最近は女性に出会うことすら少なく好意を持った女性に対し振られることはショックなのである。だが、これは非モテの男になる沼だと思う。女性は余裕のある男が好きらしい。子孫繁栄を残す能力を本能的に察知し、その遺伝子を欲しいとする。つまり、子孫を繁栄させるためにモテる子供を作るための遺伝子が欲しいのだ。そこで出会いの少ない、あなたしかいませんみたいな、緊張して、顔を赤くして好きですとか言ってくる男は論外なのかもしれない。僕は当てはまっている。いつからこうなったのだろうか。
 
 僕は、社会人になって彼女が欲しいと思うようになった。理由は、誰かに貢献したいから。それに尽きる。人間、一番愛せる、人から人にgiveできる関係性は男女の関係であると思っている。僕みたいな、人生で何度も振られ続けている非モテが言うのも何だろうと思うだろうが。

 自分のために、自分が天下を取って名声を得るとか、そんなことはどうでもいい。お金持ちになって高級車に乗り回したいとこそんなことはもう一ミリも思はないし、職業柄、孤独な職業だ。誰からも称賛されず、自分がどういうことをしているのか他人からは理解できない。自分の中で完結する。名声など縁がない。

 しかし、僕は女性に振られたとき、いつも思うことがある。この行き場のないエネルギーを自己投資に充てようという気持ちだ。現に今は、仕事にやる気が出てきている。

 僕は、非モテだ。だが何度も女性に告白をしてきた。一度も実らない。なんて悔しいんだ。

 
 
 

 

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