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結局、半農半芸に戻ってしまった話

ここ一月程、将来の小田々農園を任せようと
育てていたNくんが原因不明の体調不良になり、
仕事ができなくなった。
体のあちこちに痛さや違和感や不調があったりするようなのだが、
「病院で精密検査をしても原因がわからない」という。

責任感の強い人で、真面目だから、
この4月ぐらいからは農業部門はほぼ任せて、
私はたまに手伝いに入るようにしていた。

生姜も芽を出し、畑やその周辺は草が勢いを増すから、
放って置けない。

だからこの半月ほど毎日、半日は時間をとって
畑の世話をするようにしている。
「彼が仕事を続けていれば、
草もこれほど茂ってなかっただろうが・・・」
とか思っても仕方ない。

人間の都合とは関係なしに季節は巡り、
生物たちはそれぞれ活動している。
多くの生物は春から夏に大きく成長しようとする。
指数関数のように。

一次関数でしか働けない人間では
事前の予定通り対処してないと
とても追いつけるものではない。

農作業は
私自身の心身には良い影響を与えるが、
私の本来したい仕事からは時間を奪われる。

Nくんが回復するか
誰か他の人が会社に入ってくれるまでは

冬になるまでは半農半芸で乗り切るしかない。





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