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落花生、薩摩芋、黒枝豆

丹波篠山まで秋の味覚を狩りに連れて行ってもらった。狩りこそ漢の宿命。

「黒豆の館」を目指して兵庫県の中腹までひた走る。

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売切れる前に撮れたて朝市の野菜をゲットする。

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そして、「田舎バイキング」で腹ごしらえをする。朝9時の予約開始を狙って同行者が予約してくださったのだけど、地元の人に人気なのか、すぐに席が埋まる。

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ビュッフェ形式で、ビニール手袋を装備して取るスタイル。どれも素朴でおいしい。あげたてエビ天ぷら追加から5分で瞬殺されるのを何度か目にした。

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1時間勝負でたくさん食べたところで「黒豆畑」へと向かう。

よく相場も分らず、落花生×2株、薩摩芋×3株、黒枝豆×3株を購入する。この時は一日仕事になるとも知らず。。。

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土を落としてくださる作業や、畑の場所などの段取りから、最初は落花生から収穫する。読んで字のごとく、地上に咲いた花が「落下」して土に潜る。ツルを辿って丁寧に取り出せば「採ったどー!」ができる。

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思わぬところでツルを切ってしまっていたりするので、土の中に落花生が残っていないかは要チェック。2株分を集めると、だいたいバケツ半分強まで収穫できる。

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トライアスロンのトランジションみたく、次は芋ほりが待っている。紅はるか、安納芋、からゆたかなどの品種が選べる。

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ちなみにオシャレな足元は替えの靴を忘れた私の為にこしらえていただいたシューズカバー(レジ袋)である。雨が少ないため足は汚れなかったかわりに、品種によっては土がカタくて大変だった。

掘る作物が2つ続いて腰にきそうなところ、3種目目は黒枝豆である。

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畑の中から株を物色して「キミに決めた!」と言うて大きなハサミで豪快に切る。

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楽勝じゃないか!と思うのはここまでで、実はここから細々した作業が大変なのだった。「帰るまでが遠足」どころか、帰ってからが本番である。

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枝から枝豆を外し、味を染みさせるためにハサミで端をチョキチョキ落とし、塩もみして、茹でて、とり上げて熱いうちに塩を振る。測ってみると2200gあった枝豆を、その日のうちに茹でるのが美味しく食べるコツであり、自分の手で狩ってきた意味である。

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茹でるそばからキッチンでのみはじめる。

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落花生の方は、ホットクックの「丸ごといも(ゆで)」による無水ゆでも動員して鍋類フル稼働であった。

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上の写真手前が無水ゆで、奥が鍋ゆで。無水の方が味を閉じ込めていて、ホクっと仕上がったような気がする。いずれにせよめっちゃウマい。しばらく主食は黒枝豆と落花生になることになりそうだ。

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