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災禍 と 五感


一段階彩度を上げた街並みと歩幅揃えて 右・左・右


触っても分からぬけれどキズはある磨いたあとのお鍋とオソロ



この道はスキップじゃなきゃ通せません両手広げて春とうせんぼ


捕まえてみろと微粒子通り行く「そこのけ」などとは言うこともなく



今何が出来るのだろうと問い掛ける五感を奪い尽くされぬため



忘れさせてくれてもいいと思うんだ もうこんなにも時は流れた



ぶり返す繰り返しては揺り戻す遡るのが容易きは"時"



目耳口鼻も手足もあるけれど弓は弾けない我アマゾネス



フィクションかノンフィクションか分からない重なり続けるレイヤーは闇




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15℃近くになると春めいてきたな、もうダウンやフリースの出番でもないかと思いながら、予想気温と時刻を確かめるのがここ数日の日課のようになっている。

お陽さまはずっとお陽さまのままなのに…、寒い間も変わらずさしていたはずなのに…、こちらの気の持ちようなのか。

春だ春だと浮かれてんじゃねーよ!なんて言う声もあるだろうけれど。

季節が巡ってもここ数年変わり映えなどありもしない日々で、ただただそれを享受して日々を、時間を、過ごしているだけ。


いつ、誰が、何処で、何に、
どれだけ寄り添ったかなんて赤の他人に言われる筋合いはないし、比べられるものでもない。

それぞれがそれぞれにそれぞれの場所で懸命に今を過ごしている。



他人ひとに向けた言葉を是非自分に向かってかけて欲しい。

他人ひと様に言う言葉は自分にも言えるよね。言えない言葉は吐いちゃダメだ。

優しい言葉を発していたい。

他人ひとにも自分にも。








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