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「ICC サミット FUKUOKA 2023」のソーシャルグッドカタパルトで優勝者スピーチを行いました!

本日、2/16に「ICC サミット FUKUOKA 2023」のソーシャルグッドカタパルトが行われ、「ICCサミット KYOTO 2022」で優勝した弊社代表和田より、前回優勝者スピーチを行いました。

前回優勝者スピーチ

株式会社小高ワーカーズベースの和田です。登壇者の皆様、本当に素晴らしいプレゼンありがとうございました。

私からこの時間いただきまして、この半年間のアップデートをご報告させていただきます。

まず改めて私はですね。福島県南相馬市小高区という、原発事故で1度は無人となってしまった街で約9年前に創業しました。

そこで、『地域の100の課題から100のビジネスを創出する』ということをミッションに掲げまして。まだ居住が認められないうちから、 複数の事業を直接的間接的に生み出してきました。前回はそのお話をさせていただきまして、大変光栄なことに優勝をいただくことができました。

ちなみに今日はですね、ヘラルボニー賞でいただいたスーツを着て登壇させていただきました。ありがとうございます。

また、副賞でいただきました、獺祭と九州パンケーキのおかげで、社員やワーキングスペースの皆さんに、ICCの素晴らしさを共有しながら、優勝を祝うことができました。

九州パンケーキは、全国からフィールドワークに訪れた通信制の高校生たちのデザートとしても、提供させていただきました。

北海道SDGsツアーでは、たくさんの学びと、そして、何より訪問先や参加者の皆様との貴重なご縁をいただくことができました。

そして、前回ナイスアシストをしてくれたhaccobaの佐藤さんと共に、宣言通り、ICC小高ツアーを開催させていただきました。

ありがたいことに1回目7名、2回目は6名の方々にご参加いただきまして、住民ゼロからの事業作り、まちづくりの現場を体感していただきました。

今回、皆様にご覧いただきたかったのが、こちらの写真です。

私の地元南相馬市がですね、優勝を祝う横断幕を作ってくださいました。半年たった今でも、このように市役所に今でも大きくと掲載していただいております。

マサさんのこの笑顔を見て、少しは僕も恩返しできたかなと思っております。ICC以外でも様々なご評価いただきました。

弊社の事業の1つ、ハンドメイドのガラス事業では 働く女性・職人たちの活躍が評価され、福島産業賞の福島民報奨励賞をいただきました。

この事業始めてもう7年になりますけども、産業というカテゴリーで、こういった評価をいただいたことに非常に感慨深く思っております。

また、宿泊できるコワーキングスペース、小高パイオニアヴィレッジと申しますが、そちらも福島県建築文化賞の復興賞をいただきました。

行政との連携も進めています。12月にはあの地元に暮らしながら、若者たちが単価の高い仕事を見つける機会を増やそうと、セプテー二アドクリエイティブ社と、南相馬市との3社による連携協定を結びまして、クリエイターの育成・集積を通じた、地域活性化にも取り組みを始めました。

起業家の誘致、育成ももちろん進めています。10月に移住してきた彼は、一足30万の手縫いの革靴を作る職人です。

職人の世界大会でも、5位に入賞するほどの腕前を持ってます。人生を通じて愛用できる彼の靴は、iccの皆様にもぜひ手に取っていただきたいと思っております。

また、大手メーカーとかAIのスタートアップ、そういったところで働いていた方が、ドローンアート事業化を目指して移住してきました。

これで前回から2つの事業が増えまして、近日中に小高ワーカーズベースで生み出した事業が『22個』から『24個』になる見込みです。
他にもこの半年で、宇宙ビジネスや排水処理など8社のスタートアップが我々のコワーキングスペースで、登記してくださっています。

小高からICCへのご縁も増えています。今回のスタートアップカタパルトとリアルテックカタパルトに登壇されたMizLinx(ミズリンクス)の野城さんです。

彼女は弊社の創業支援プログラムで1年間伴走させていただいた方です。彼女のような方がですね。毎回カタパルトに登壇する、そんな未来もそう遠くないかなと思っております。

そして、ICCのご縁から小高でのコ・クリエーションも進んでいます。

小高ツアーに参加してくださった株式会社るうふの丸谷篤史さんが、是非小高で100の事業の1つを作りたいと

おっしゃってくださいまして、今haccobaの佐藤さんとともに小高でるうふの宿を作るべく、検討を進めています。

一度、0リセットされた小高は、あらゆる分野の事業が過去の文脈を飛び越えた位置からスタートできる可能性に溢れています。

そんな現代日本のフロンティアで、皆様と0の事業をぜひコクリエーションさせてください。本日はありがとうございました。

司会者からのコメント

プレゼンテーションありがとうございました。 実は、私もあの写真の中に写っておりまして、小高のツアーに参加させていただいたんですけれども、 一度人が全く住めなくなってしまった地域に、皆様の暖かさであったり、パワーであったり、そういったものを感じて。

全くご縁のなかった人でさえこう集まってきていらっしゃるところに、すごくすごく 勇気づけられましたし、人が豊かに生きるとはどういうことかっていうのを、すごく感じさせていただきました。

皆さんも、是非一度、小高に行ってみていただければと、私からもコメントさせていただきます。


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