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【事例】起業家に必要なコミュニティとは?南相馬で起業家コミュニティが生まれる理由

起業家がどんどん生まれる地域には、起業家のコミュニティがある事例がいくつもあります。孤独で戦っている起業家にとって必要なコミュニティがどのような地域で生まれているのか、事例をご紹介させていただきます。

①起業家の聖地:シリコンバレーとは?

シリコンバレーはアメリカ合衆国のカリフォルニア州北部、サンフランシスコ湾のベイエリア一帯の通称です。Apple、Google、Facebookといった世界的なテックジャイアンツ企業が集積し、スタートアップ企業が最も集まる地域であり、世界一のイノベーションの聖地です。

https://note.com/valuenex/n/n4d921acf355e

  シリコンバレーでビジネスが生まれる理由

起業家・専門家・投資家・大学・研究機関・大企業・成功したスタートアップなどを結び成長し続けるエコシステムは、「ギブ アンド ギブ アンド ギブ」の姿勢をエコシステムの参加者が持ち寄る文化があってこそ成立すると思います。
だからこそ、参加者同士を結びつけ、情報共有により新しいアイディアを創出し、新しいビジネスができ、イノベーションに繋がり、この情報共有の場であるコミュニティをとても大切にするのです。
そして、このコミュニティを大切にするビジネススタイルこそが、シリコンバレーの文化なのです。

https://note.com/valuenex/n/n4d921acf355e

シリコンバレーでは、スターバックスに行くと隣には起業家がいて悩み事がすぐ解決したなんて話を聞いたことがあります。自分の頭で悩んでもどうしようもないことを先輩起業家や仲間たちにすぐ相談できるという環境は大切ですね。

②クラフトタウン:ポートランドとは?

アメリカ北西部オレゴン州にあるポートランドは、全米でも有数の起業家が多い都市だ。人口は約64万人にもかかわらず、1万9000社を超える地元企業があり、スモールビジネスに従事する人は人口の14%にのぼる。全米平均が8%であることを考えると、非常に高い割合だ。

https://courrier.jp/news/archives/167759/

  ポートランドでビジネスが生まれる理由

その要因の一つは、近隣にナイキやインテルなどの大企業の本社があり、優秀な人材が世界中から集まってくることだ。企業で働く人たちが「自分のやりたいこと」を見つけ、会社を立ち上げるわけだ。また、ポートランドは「全米で最も住みたい街」としても知られており、この街で暮らすことを目的に移り住み、自営業を始める人も少なくない。街全体に根付いた、

起業を後押ししていることは間違いない。ただ、それと同時に、スモールビジネスを営む人たちを支える仕組みがあることにも注目すべきだろう。ポートランドには起業を支援する施設がいくつもあるうえ、互いにビジネスを支え合うエコシステムが備わっている。

https://courrier.jp/news/archives/167759/

街のカルチャーについて、住民自身がきちんと言語化されていることは日本ではなかなか少なかったりもするのかなと思ったりします。「自分のやりたいことを貫く人がリスペクトされるカルチャー」があれば、足の引っ張り合いもなく、どんどん相乗効果が生まれそうですね。

③多様な価値観を受け入れる:鎌倉とは?

面白法人カヤックさんでは、鎌倉に本社を置かれています。その理由は下記の通りです。

鎌倉にはさまざまな魅力がありますが、ベースとなる鎌倉の魅力は「多種多様な価値観を受け入れる土壌」と「新しい文化を生み出す力」と「世界に向けての発信力」です。
たとえば、鎌倉には鎌倉宗教者会議というものがあります。3.11(東日本大震災)以降、神道、仏教、キリスト教という、宗派の違う宗教が一同に会し、会議を開いています。そして、毎年それぞれの場所で、一緒にお祈りを捧げています。
価値観や立場の違う人たちが手を取り合ってお互いの価値観を尊重する。これは世界的に見ても珍しい試みだと言われています。鎌倉にはもともと、こうした多種多様な価値観を受け入れる土壌があります。

https://www.kayac.com/vision/kamakura

  鎌倉でビジネスが生まれる理由

何かやろうとしているエネルギーのある人たちが地方だからこそ集まりやすくなっていて、仲間になってもらいやすくなっている。今はリモートワークで大企業の社員でも地方に住んでいる方が増えていて、住んでいる地域、気になる場所を共通項にしてつながることが増えています。

「東京の起業家集まれ」と言われても、そんなに盛り上がらない(笑)。鎌倉というだけで共通点ができて、たとえば美容師さんやパーソナルトレーナーさん、東京に住んでいたら出会わなかったバックグラウンドの人たちとコミュニティができていく。それがすごくいいなと感じます。

https://www.kayac.com/news/2022/02/hatsukamakura

通常は出会えない人たちと地域という軸を通して、関係を持つことでコミュニティができていくのは、大都市にはない魅力ですね。

④予測不能な未来を楽しむ:福島県南相馬市小高区とは?


・5年間の避難があった
・現在人口の1割が移住者
・一度避難があった地域だからこそ、移住者の気持ちが分かりみんな受け入れてくれる

  福島県南相馬市小高区でビジネスが生まれる理由


・起業型地域おこし協力隊という制度がある
・起業家が集うパイオニアヴィレッジがある
・フロンティアという世界観と新規事業がマッチする(haccoba、ぷくぷく醸造、HorseValue、小高テック工房)
・地域課題がビジネスの種になる

なんだか面白そうな地域じゃないかと気になってきたのではないでしょうか? ぜひこの成熟し切った日本に突如生まれた未開拓の地。そして、これから大人になっていく子供のような街、これを体感しにお越しください。小高でお待ちしております。

起業家が生まれる地域の共有点

どの地域でも共有して言えるのが、多様性を受け入れ、お互いを尊重し、積極的に相手にギブをするということなのではないでしょうか?
自分のビジネスだけを拡大することを考えるのではなく、お互いに情報交換をし、新しいアイディアを生み出したり、繋がりを広げていくことで、豊かなイノベーションが生まれます。
そしてその人たちが集う場所や施設があり、お互いの時間を共有していくことで、地域のカルチャーが醸成されていきます。

あなたも起業家になりませんか?
NCL南相馬とは?

Next Commons Lab南相馬とは「予測不能な未来を楽しもう」をテーマに、それぞれのメンバーが地域課題や資源に焦点をあてたプロジェクトを推進する、南相馬市の起業型地域おこし協力隊事業です。
地元企業である小高ワーカーズベースが、南相馬市からNext Commons Lab南相馬の運営委託を受け、事務局としてメンバーの活動をサポートしています。

起業・独立するための支援金として、毎月20万円程度の報償費を最大3年間支給します(年度毎に見直しあり)。
また、プロジェクトを通して起業し、自身の起業した事業から収入を得ることができます。

現在募集中の事業とは?

NCL南相馬では現在、新たに自身の事業を実践し、まちの未来を共につくる起業家を募集しています。詳しい採用情報は、下記のリンクよりご確認ください。

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