#1177 初めて後輩を持ったときの失敗から言えること
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週も一週間がスタートしました。
もう6月の最終週です。早いですね。
今日の放送は、私が社内のメンバーに、「Voicyのネタにできるような情報提供をお願いします、投げ込みをください」こんな感じで力を貸してもらおうかと思ったときに、みんながいろんなテーマを投げ込んでくれたんですけれども、これでちょっとストックができたわけですが、その中の一つを取り上げてお届けしたいと思います。
みんな、ありがとうございます。
今日のテーマ提供は、私たちNOKIOOの中の人、長岡佳成くんです。このチャンネルにも登場したことのある、新卒入社3年目の若手の長岡くんです。
読ませていただきます。
後輩を初めてもったとき、心情や仕事へのスタンスなど変化がありましたか?
【ちょっとした疑問です。
私は現在社会人3年目ですが、そういえば社会人となって後輩がいたことがありません。
だからといって何か困ることがあるというわけでもないのですが、小田木さんが後輩を初めてもったとき、何か心情や仕事へのスタンスなど変化がありましたか?
印象的なエピソードとかあれば、教えてほしいです。】
こんな感じのテーマ共有をしていただきました。
長岡さん、ありがとうございます。
早速こちらを取り上げて放送したいと思います。
改めて今日のテーマは、提供by長岡さん。
今は社会人3年目で、まだ後輩をもったことがない。
後輩を初めてもったときの、自分自身の変化や印象的なエピソードがあれば教えてほしいということでコメントをいただきました。
初めて後輩を持ったときを思い出して
どうですか、皆さん。
初めてもった後輩を覚えています?
その時、どうでしたか?
こうやって長岡さんにお題をいただいて、私も改めて思い返してみると、私が初めて後輩をもったのは20代のときでしたが、今、考えると、「あの時、本当にうまくできなかったな」そういう経験だったなと思い返しました。
なので、あの時に関わってくれた後輩に、「あの時はまともなことができなくてごめんね」と言ってまわりたいくらいですね。
具体的には、私は20代のときに初めて後輩ができたのは、新卒で入った会社で3年目で初の異動をしたときに、異動先で初めての後輩ができました。
この時は、私は入社年次としては1年上の先輩ではあるんですけど、後輩は入社からその部署にいたので、仕事に関してはむしろ私のほうが後輩という感じでしたね。また本当にしっかり者で、私のことを先輩と呼んでくれるんですけれども、「先輩、こうですよ」と教えてくれる。私も「○○ちゃん、ちょっと教えて」みたいな感じで頼る。こんな感じの関係性でしたね。本当にあの時は助かったなと思っています。
そのあと、法人営業で初の後輩ができた。この時は年齢だけではなくて、そこの業務の経験も名実ともに先輩ということがあったんですけど、この時は本当にうまくできなくて、ひと言でいうと、自分と同じようにやるように促すことしかできなかったなと思います。
今、振り返ると、相手がちゃんとその業務でオンボードができるように、どう関わったり、どうやって接したらいいか、経験も知識もなかったし、そもそもこういうことに知識や技術が必要だという認識さえもなかったんですよね。
その上で、自分自身も自分のことでいっぱいいっぱいで、今でも「あの時、もっとうまくできたらよかったな」ということを、何度も考えちゃう経験だったなと思います。
さらに最悪なのは、それでいて後輩をちゃんとサポートするということに、私自身がそこまでのコミットメントもなくて、なんなら「あーあ、一番下っ端がやっぱり楽だよな、先輩に頼れるし、自分の心配だけしてればいいし」ということも、たぶん心のどこかで考えていたな。
そんな私がいたなということを、長岡さんに正直に共有しようと思います。
そういう意味では、「そういう機会ができたら、ちゃんとやりたい、そのために情報をもっておきたい」そのために動ける長岡さんが本当にすごいなと、尊敬の気持ちでいっぱいです。
もしもあの時の自分に何か声をかけられるとしたら
もしもあの時の自分に今の自分が何か声をかけられるとしたら、なんて声をかけるかな?これがもしかしたら長岡さんが求めている情報になるかもしれないので、ここからはそんな観点で放送してみようかなと思います。
相手をちゃんと見よう
もしもあの時の自分に今の自分が何か声をかけるとしたら、まず一つは、やっぱりこれだな。
相手をちゃんと見ようね。
この業務をどうやって教えるか?それによってどんなアウトプットが出たか?たぶんそこにしか目がいってなかった気がするんですけれども、業務やアウトプットよりもまず大事なのは、相手そのものですよね。
どんな子なのかな?とか、今、何を考えているのかな?何が好きで、何がうれしくて、一方で何をしんどいと感じるのかな?
技術とか知識とか経験とかはいいから、まずはそこをちゃんと見ようよ。
これは本当に心からあの時の自分に伝えたいなと思います。
伝えるよりも聴こう
その上で、伝えるよりも聴こう。
これかな。
だって、伝わらない形でいくら伝えても意味がないじゃないですか。
私もたぶん情報だとかどうやってやるかというのはいろんな形で伝えていたと思うんですけど、本当にそれがちゃんと伝わっていたのかを考えると、残念ながらたぶんそうじゃなかったかなと思います。
じゃあ、どうやったら伝わるのかというと、たぶん相手が何を知っているのかまず聴かなきゃいけなかったし、何が分かっていて、何が分からないのかも、ちゃんと聴かないと、適切な伝え方はまったく見えないだろうし、その中で、今、何を心配していて、どこに目を向けているのか?その中で、どういった心境や感情を抱えているのか?ここを聴かないことには、適切な伝え方・関わり方も見えなかったなと思います。
その時の私が周りに教えを乞う
もし三つ目があるとしたら、これです。
なにより私自身が、その時の私が周りに教えを乞う。
これを声を大にして伝えたいなと思います。
周りというのは、上司とか先輩とか本でもいいから、自分の持っている知識や経験だけでなんとかしようとせずに、周りにガンガン教えを乞うていく。これがすごく大事になるなと、今なら思います。
だって多くの人が最初はうまくいかないとしたら、もしもこれが私だけじゃないとしたら、どういう失敗をみんながしがちなのか、聴くだけでやっぱり全然違いますよね。はまらないように意識ができますよね。
自分は初心者である。
ということは、後輩をサポートするのが初心者な自分にも、その役割をちゃんと担えるように助けを求める相手が必要だったし、自分がその相手を求めていかなきゃいけなかったなと思います。
たぶんそれは、センスじゃなくて技術だから。
誰もが必ず経験するとしたら、再現性のある基本は必ずあるじゃないですか。
一人一人を見るにしても、ちゃんと一人一人を見る基本だってあるかなと思いますので、それを自分にない経験と知識と、さらに散漫な気持ちだけでなんとかするというのは、相手のためにも自分のためにもまったくならないから、ガンガン周りに教えを乞うて、その時にできる一番いい形で相手に関わることができたらよかったなと思います。
サポートの連鎖が大事
そんなわけで、もしもあの時の自分に何か声をかけられるとしたらということで、三つをあげてみたんですが、この辺がもしかしたら長岡さんの聴きたいことに近いかもしれないなと想像してみました。
皆さんはいかがですか?
初めて後輩をもったときのこと、どんなことを思い出しますか?
そして今、自分の周りに初めて後輩をもつんですという人がいたら、どんな声をかけてあげますか?
何か思うことがあれば、ぜひコメントなんかでひと言ください。
今日のテーマを振り返ってみて、初めて後輩をもつこともそうだし、それ以外も含めて、未経験のことって仕事の中であまたありますよね。
そういう時は、改めてサポートの連鎖が大事だなと思います。
例えば、誰かをサポートする人がそこにいたなら、その人をサポートする誰かも必要なはずだよね。
だから、誰かをサポートする人が自分の身近にいたら、その人をどうやってサポートしようか?だし、自分が誰かをサポートする役割を担うとしたら、そんな自分自身が頼る相手や、教えを乞う相手を見つけていく。
この連鎖がすごく大事だなと思いました。
ここからも、誰でも必ずどこかに未経験のことがあるわけだし、私もまだまだ未経験のことを体感していくと思うので、その時にちゃんと踏み出せるように、力も借りるし、踏み出そうとしている人がいたら手を貸す。そういうことができたらいいなと思いました。
ということで今日は、もしも初めて後輩をもったならという、そんなテーマでお話をさせていただきました。
長岡さん、テーマの共有をありがとうございます。
またいつでもネタ提供を待っています。
皆さんも最後までお聴きいただきありがとうございます。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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