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書評08「17歳のための世界と日本の見方」

【著者】
松岡正剛

【個人的に印象に残った内容】
・現代は、関係の時代、関係が重要
・人間は情報である
・日本も一つの国であるが、少しずつ異なった文化母型を持ち、独自の編集がなされている
・ジョージ・ルーカスは「英雄伝説」の母型を元に、橋田寿賀子は「シンデレラ」を元にシナリオを作っている
・人間文化を見るとき、何と何が組み合わさったのか、どこが強調されたのか、どのような場面、人物が加わったかで、どんな編集が起きたかを見る
・コスモロジー=その時代、社会で採用された宇宙観
・ジブリは、実によく日本の歴史を研究していて、光と闇を描いている
・「寂び」から、禅や枯山水などが生まれた
・たらこスパゲッティは、朝食で食べるたらこと海苔をイタリアのパスタ文化と絶妙に組み合わさったもの。

【総評】
・今の世の中がなぜこうなっているのか、様々な「編集」を経て、現在があるということが知れる。
・世界と日本の「意識」、「文化」がどのように発生し、変化してきたか背景を交えて知ることができる。
・歴史好きの方に、おすすめの一冊。

#コスモロジーは、今もデフォルメを繰り返している
#人同士、国同士の影響を受けて、変化してきた。
#今までの歴史があって、現在がある
#時代は繰り返される
#宗教 #戦争
#ジブリ

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