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僕の靴 made in 刑務所

僕が毎日仕事で履いている革靴は
刑務所から届いています。

というのも、刑務所で製作された製品をただ通販サイトから買っているだけなんですけどね。

こうした製品は従来では刑務所作業製品と呼ぶみたいなんですが、より広く親しめるブランドイメージに変えるとともに、「安くて品質の良い」商品を広く普及するようにするため、矯正協会刑務作業協力事業の英訳(Correctional Association Prison Industry Cooperation)の頭文字をとって「CAPIC」と呼んでいるそうです。

・平成31年4月1日末現在、約4万1千人の受刑者等が、全国75の刑事施設(刑務所等)で木工、印刷、洋裁、金属、革工などの作業に就業し、職業的な技能の向上を図っています。
・受刑者は、社会復帰に備え、規則正しい毎日を送りながら健全な心身を養うため、職員の指導の下、所内の工場等で刑務作業を実施しています。
・円滑に刑務作業を実施し、受刑者に職業的な技能を付与するためには、皆様方の御理解とお力添えが必要です。

https://www.e-capic.jp/capic/から引用

さて、男性サラリーマンの方にはわかってくれると思いますが、仕事で履く革靴の価格帯をどうするか困りますよね。消耗品なのでそこまで高いのを買う気にはならないし、かといって安いものを買うとすぐ壊れちゃうしで結構困ってたんです。

そこでたまたまテレビで刑務所の作業品のことを知り、調べてみると通販できることがわかったので、早速注文してみました。

正直値段の割にものすごくクオリティが高い
8千円弱の靴を買いましたが、これを市販で買うとおそらく確実に万は超えてくるくらいの出来です。
しかも一足ずつ作られているそうなので大量生産のものとは違って安心感がありますし、耐久性もありました。

靴以外の他の製品もあります。
マル獄前掛けといった結構おもしろい製品や
まな板や石けんなど実用的な製品がかなりお手頃な値段で販売されています。送料が商品ごとなのが現時点の難点ですかね。まな板がけっこう気になってます。

こうして自分が買うことで、受刑者の方の技術向上や更生の一歩に繋がってくれれば嬉しいのと、自分が購入した金額の一部が犯罪被害者支援団体の活動に助成されているそうなので、微々たる力ですけど少しでも被害に遭われた方々の助けになってくれるといいなと思っています。自分を含めて誰しもが被害者又はその家族になる可能性が常にありますからね。

自分の欲しいものがあれば今後も積極的に使っていきたいなと思っています。
興味がある方はぜひ。

それでは今日はこの辺で。

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