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ICT TGIF Strategy

2023年9月の時点において、ICT (The Inner Circle Trader) による最新のトレード戦略。「TGIF」とは「Thank God It's Friday」というアメリカ英語の表現で、日本風に言うなら「花金」「プレミアムフライデー」か。

TGI Fridayというレストランチェーンがある。子供みたいに若いトム・クルーズ主演の「Cocktail」(1988年)の舞台がTGI Fridayだ。

この映画公開当時私はシカゴに住んでいた。そして、TGI Fridayでバーテンダーをしていたシングルマザーと交際していた。「日本進出したら絶対に当たるよ」などと話していたが、それから10年以上経って渋谷一号店ができたときにはとても感慨深いものがあった。

日曜日の昼下がりはつい余談がすぎる。本題に移ろう。

TGIF戦略は、週に一度金曜日に仕掛ける手法である。セットアップやエントリーの要領は、その他のICT手法と変わるところはない。

その週が上昇トレンドであった銘柄は、金曜日の紐育時間に高値をつけたのち戻すし、その週下降トレンドで推移した銘柄は、金曜日の紐育時間に安値をつけて戻す、という値動きの習性を利用して、週の流れとは反対方向に逆張りで仕掛ける戦略である。

その週上昇トレンドというのは、金曜日紐育オープンまでの週足が陽線ということだ。そして上ヒゲを形成して紐育市場が終わる。この上ヒゲから週足の終値までを狙うという考え方だ。金曜日紐育オープンまで週足で陰線の通貨ペアが、下ヒゲを形成したらそのヒゲ先で買って紐育クローズの終値で利確する。

ICTが言うには、1週間1方向にトレンドを作った銘柄は、金曜日の紐育時間にそれまでの値動きの20-30%戻す。

手順としては

  1. 月曜日から木曜日まで1方向にトレンド出ている銘柄・通貨ペアを見つける。

  2. 金曜日の紐育現地時間午前9時から午後14時までの間に、セットアップとエントリーの条件がととのった場合のみ仕掛ける。

  3. エントリーのトリガーは、Order Block、Fair Value Gap、Optimal Trade Entry(OTE)いずれでも構わない。

  4. エントリーする時間軸は、15分、5分、1分、どれでも構わない。

この戦略が公開されてからまだ2ヶ月ほどだ。週に一度のエントリーチャンスなので、当然ながらフォワードテストのデータは十分に集まっていない。バックテストの結果はとても良好である。週に一度のトレードだけで十分に食っていけるとICTはは保証するが、さて果たしてどうだろうか。

ICT本人による解説動画

【追記】
ICT手法のセットアップとエントリーに関して不案内な向きは、以下の記事をまず読まれたい。


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