のびるパンケーキ

パンケーキミックスの袋がキッチンの棚に1つだけ残っていたことを思い出した。朝ごはんを食べるのが遅かったので、位置づけとしては昼過ぎの軽めごはんだ。

何をかけるかによって、おやつのようでもありごはんのようでもある、どっちつかずのポジションを取ることができるパンケーキは、この時の感覚にちょうど合っていた気がする。

大抵はハチミツをかけて食べるから、おやつ的な感じになるけれど、今回はしょっぱい味にしたくて、モッツァレラチーズとケチャップ、胡椒で味をつけることにした。

フライパンでいつも通り生地を焼く。2.5センチくらいの、ぶ厚いパンケーキを作ることに成功した。嬉しい。

生地は水分量を気持ち少なく堅めに仕上げるのと、必要以上に混ぜないほうが膨らんでくれやすい。多少粉っぽさが残っている程度にとどめ、混ぜすぎなかったのが良かったのだと思う。

そのあとはモッツァレラチーズを乗せてトースターに入れ、じゅわっとチーズが溶けたら、ケチャップと胡椒、パセリをかけて出来上がり。

生地が元々ほんのり甘いから、程よく甘じょっぱい味わいで美味しい。それに、トースターでさらに加熱したことでできた、表面のサクッと感とのびるチーズも良い。1人でにやにやしながら食べ終えた。