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カフェのメニュー開発は プラス1or マイナス1がポイント

Saténで人気の『抹茶ぷりん』は、マイナス1がキーポイント。

抹茶とミルクの層が重なり合い、3層になっているSaténの抹茶ぷりん。
長年愛されているこの"抹茶ぷりん”は、コーンスターチとゼラチンの2つの異なる凝固剤で固めている。

また、2種類の生クリームを使用することで、くどくなりすぎず、食べ終わった時に自然と「もう一つ食べれる」と思っていただくように濃度を変えています。

今やSNSをはじめとした、多くの媒体でスイーツでも料理でも美味しい作り方は載っています。
そんな中で店舗だけの独自性や全く新しい商品を作ることは正直、凡人の僕らではかなりハードルの高いことは間違いないでしょう。

そんな中で、カフェとしてメニューを考える時に大切にしていることは。

① プラス1の味わい
② マイナス1の味わい

この2つのポイントのみ。

①プラス1の味わい

独自性を高めるためとお客様に覚えてもらうため、プラス1の味わいを大切にしている。
例えば、塩味や苦味、辛味など、刺激のある味わいをほんの少し加えることで、味わいが引き締まったり、アフターの香りや味わいに変化が起きる。
この1ポイントが、あるのとないのとでは、商品のクオリティーとして大きく変わってくる。
Satén例)
・白あん碾茶(てんちゃ)トースト
岩塩を入れることで、白あんの甘みを引き出し、あまじょっぱい味わいに独自性と中毒性が生まれ、お客様が忘れられない一品となっている。

②マイナス1の味わい

こちらは独自性を高めるためと、お客様が毎日でも食べれる一品となるようにマイナス1の味わいを大切にしている。
例えば、フルーツシロップとミルク、お茶を使う際、シロップの甘みとミルクの甘みが合わさり少しくどくなりやすいので、ミルクを減らしお茶の水分を増やしたりします。そうすることで、少しさっぱりとした味わいとなり、一杯飲んだ後に程よい満足感と「もう一杯」という思いが残る。
Satén例)
・抹茶ぷりん
ミルク層は47%の生クリームを、抹茶層は35%の生クリームを使うことで、重くなりすぎず、一口三口と気づいたら食べ続けている濃度を維持することで、毎日でも食べたくなり、ふとした時に思い出していただけようなメニューになるようにと考えている。


このように、カフェでは単にインパクトのあるものや味が強いものだけではなく、独自性がありつつも毎日でも食べれるメニューが、そのお店を象徴するメニューとなっていきます。

なかなか看板メニューや象徴するメニューができず、メニュー開発にお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
メニュー開発のほか、1時間の無料セッションも行っておりますので、飲食店経営を共に頑張っているもの同士、お話しいたしましょう。

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