おっちゅう

ひとりが大好き。ずっとおうちで暮らしたいパラレルワーカー。 どうにかして死ぬまでおうち…

おっちゅう

ひとりが大好き。ずっとおうちで暮らしたいパラレルワーカー。 どうにかして死ぬまでおうちにいられないか研究家。 作業療法士×グラフィックデザイナー×地図ヲタク

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人生のさいごまでおうちで暮らしたい

はじめまして。「おうちで暮らそう」のおっちゅうです。 人生の最期の瞬間まで、じぶんのおうちで、じぶんのちからで、じぶんの人生の舵を、じぶんの手で握ったまま、自由に自立して暮らしたい。 そんなわたし自身の私利私欲を満たすため、「死ぬまでおうちで暮らす」に特化した、ありとあらゆる分野を学んでいます。 突然ですが、わたしはひとりで思考する時間が大好きです。人づきあいは苦手だし、ひとりの時間がないと生きていけません。自由でいたい、失敗しても、成功しても、自分のことは自分で決めた

    • 【北欧留学】フィンランドの医療制度を日本と比べてみた

      日本は、患者が自分の好きな日に、(ある程度)好きな医療機関に、比較的安価で受診することができ、医療の質も高い。とても医療サービスの良い国です。(フリーアクセス) これで何の問題もないのなら、このまま続けていけるのが一番良いのだけど、この医療制度を維持するのにはとても人手とお金がかかります。 現在、高齢者人口は増加し続けており、そのピークは2042年頃。ますます医療需要が増大する中で、このままお金のかかる医療制度を維持していくと、日本の医療費は破綻してしまう。というのが、多

      • 【北欧視察】フィンランドのガラス

        この日はヘルシンキ中央駅から鉄道に乗って1時間ほどの、リーヒマキという地方都市にやって来ました。 ヘルシンキ中央駅からこちらの電車で向かいます。チケットは事前に、日本でHSLサイトから取りました。客の少ない朝や夜の時間帯のチケットは安く、日中の客の多い時間帯のチケットは高く価格設定されています。ダイナミックプライシングというやつですね。とても合理的。朝の安めのチケットを取りました。 今回オプション料金を支払って、カフェ車両の2階の、カウンター席を確保しました。コンセントが

        • 【北欧留学】医療DXが進む北欧と進まない日本の違いは何だろう?

          医療通訳Y氏とのディスカッション1 DXで日本の15年先を行くフィンランド。どうしてそんなに差がつくのでしょう。そんな疑問を医療通訳のY氏にぶつけてみました。あくまでいちフィンランド人の話だけど、私にとってはとても良いヒントになったので投稿します。 お)フィンランドではテクノロジーが積極的に社会に取り入れられていて、電子国家としても上位だよね。どうして日本と比べてそんなに社会実装が進んでいるんだろう? Y)うーん、そうかも知れないけど、問題はたくさんあるよ。例えば、昨年

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          【北欧視察】リハビリテック先端研究を社会実装する

          この日はVirtual Lab for Social and Health Careというタンペレ応用科学大学と連携した企業を視察。 その名の通り、大学で研究開発したテクノロジーを医療製品や社会実装に結びつけている大学発の企業です。 ここに所属する技術責任者、エンジニア、理学療法士がそれぞれ解説したり質問に答えてくれて、とても有意義な時間を過ごしました。 リハビリテーションに先端技術を取り入れるためには、現場経験の豊富なリハビリ専門職と、彼らの治療技術をプログラムに落とし

          【北欧視察】リハビリテック先端研究を社会実装する

          【北欧視察】移動支援とMaaS

          2日目は、フィンランドのHSLアプリを使ってMaaS(Mobility as a Service)を体験します。 MaaSは一般的には、「あらゆる公共交通機関やライドシェア、シェアサイクルといった移動サービスをICTを活用してシームレスに結びつけ、1つの交通手段として捉える概念」で、移動サービスとしての利便性向上を目指すものです。 リハビリテーション専門職の視点で見ると「高齢者や障碍者の移動支援」としての意味合いが強くなりますし、交通政策の視点で見れば「あらゆる交通機関、

          【北欧視察】移動支援とMaaS

          【北欧視察】ウォーカブルシティと自立支援

          フィンエアーの深夜便でヘルシンキに到着したのが現地時間の早朝のこと。 ヘルシンキ中央駅へ移動して、アパートメントホテルのチェックイン時間までスーツケースを預け、まち歩きをしました。 この日のまち歩きは、ヘルシンキ中央駅周辺をウォーカブルシティの視点でめぐります。 ウォーカブルシティとは ウォーカブルシティとは 「歩行者を中心にデザインされた街やその考え方のこと。車がなくても、徒歩や自転車、公共交通機関によってどこにでもアクセスできる利便性や、歩いていて楽しく、安全な歩行

          【北欧視察】ウォーカブルシティと自立支援

          リハビリテーション×テクノロジーをテーマに北欧視察へ

          こんにちは、おっちゅうです。 しばらくnoteの更新をしていなかったのですが、じつは北欧へ視察留学に行っていました。 これは昨年から計画していたもので、フィンランド・エストニア・アイスランドをめぐって、医療DXやリハビリテック、または医療需要そのものに対する人手不足の問題をテクノロジーでどう解決しているのか学ぶためです。 日本よりずっと人口規模が小さく、働き手の少ない北欧で、どうしてIT活用が進むのか。なぜ日本は遅れているのか。その疑問を解決するのに、非常に有意義な視察留

          リハビリテーション×テクノロジーをテーマに北欧視察へ

          大先輩の話を聞こう~90歳、ひとり暮らしの知恵袋を読む~

          先日、ひと箱本屋さんに立ち寄った際に購入した本、大崎博子さんの書かれた「90歳、ひとり暮らしの知恵袋」を読みました。 90歳でお一人暮らしとは、なかなかの強者です。人生の最後まで自分で暮らしたい私にとっては、目標とする大先輩にあたりますから、彼女のお話を聞いて大いに参考にしましょう。 この本の著者、大崎博子さんは都営住宅団地にお一人で暮らし、月10万円で生活しています。とはいえ写真のようにお美しく凛とした佇まいの方で、決して老後にお金がなくて貧しい高齢者という風ではありま

          大先輩の話を聞こう~90歳、ひとり暮らしの知恵袋を読む~

          2030年までに日本政府が作ろうとしている医療情報プラットフォーム③

          前回は、「2030年までに日本政府はこんなことをやろうとしているようだよ」という事を学びました。 今回は「未来の日本の医療システムはこうなるんじゃない?」という予想をしていきたいと思います。 この予想には、今現在開発されている新しいテクノロジーやAIを用いたサービスも含まれています。これらは専門家いわく、「すでに技術としては確立されているものの、法律や制度が追い付かないために実装されていない」サービス達です。 2030年までには議論が進み、これらの画期的な技術やサービス

          2030年までに日本政府が作ろうとしている医療情報プラットフォーム③

          2030年までに日本政府が作ろうとしている医療情報プラットフォーム②

          前回は、北欧のデジタル医療先進国の「今すでに社会実装されているデジタル医療システム」を学びました。 今回は「これらの国々のシステムを見た上で、日本政府はとりあえずこんなことをやろうとしているようだよ」というのを見ていきたいと思います。 自民党は「医療DX令和ビジョン2030」のなかで「この3つを同時並行で進めることが重要だよ」としています。 ①全国医療情報プラットフォーム ②電子カルテ情報の標準化 ③診療報酬DX ひとつづつ見ていきます。 ①全国医療情報プラットフォ

          2030年までに日本政府が作ろうとしている医療情報プラットフォーム②

          2030年までに日本政府が作ろうとしている医療情報プラットフォーム①

          未来の世界では、どんな医療が受けられるのでしょう。 現在のお年寄りたちは、月曜日は内科、火曜日はリハビリ、水曜は歯医者で、金曜はまたリハビリと整形外科の診察、などと、通院の用事で一週間のスケジュールがいっぱいのように見えます。でもわたしがお年寄りになるころには、どうやらそんな生活はしなくて済むようです。 というのも、日本政府は現在「医療DX令和ビジョン2030」を掲げて、医療分野のデジタル化を推進しているから。 日本は2022年10月、医療分野でのDXを通じたサービスの

          2030年までに日本政府が作ろうとしている医療情報プラットフォーム①