見出し画像

国民にケツ向けた総裁選。


目の前の争いに勝とうとすれば

まわりが見えなくなることがある。


私たちは、国民そっちのけで

権力闘争にいそしむ姿をずっと

監視カメラで見ていましたよ。


浮気現場を見ているかのように

どんな気持ちで見てるか

想像してますか?


「見せ方」を間違うと

離婚されますよ。

ソッポ向かれて二度と

関わりを持ちたくなくなります。


たまりにたまった不満の中心。

自民党という不甲斐ない

政権与党の存在。


またこっちをまったく見ずに

権力闘争に陶酔しきって

アドレナリン全開。


家庭(国民)をかえりみないで

いま総裁選という仕事だから

という。


もう三歩下がって待ってると

思ってはいけませんよ。


いつまでも信じてると

思ってはいけませんよ

政治家さん。


自分を良く見せようと意識しつつ

得意気、テンション高めのゾーン。


あの張り切っている感覚って同時に

自分自身でも実感してますよね。


ワタクシも覚えがあるくらいだから。

わかっててアピールしてるんです。


他人には、なんだか文化祭のような。

当事者以外はシラケているあの感覚。


政治ジャーナリストを名乗る者が

得意げに永田町界隈の思惑を解説。

同じだな、アレも。

鼻で笑ってる人がほとんどです。


人間、そんなに他人が言うことを

ちゃんと聴いて、同じ感覚で

理解していると思わないほうがいい。


イメージ良くなったと思いますか?

怒ってる相手を知らず知らず

また怒らせるような行動してません?


一般的な国民感情としてはこれまで

腹立つを超えて呆れてしまってた。

それでも熟年離婚しないできた。


この期に及んで、またすんのかい。

そういう感情だと思いますね。


あえて自民党を外しにくる感情を

持ってもおかしくないんですよ?


政治家と取り巻くメディア。

各自が自分の仕事をこれまで通りに

しようと考えて行動するから

逆に嫌われてしまうこともある。


邪魔な障害物たちをかき分けて進む。

そのあいだに疲弊し、力尽き果てる。

または時間をかけすぎて時機を逸する。


邪魔したヤツは全体のことを

考えるフリをしながら、実は

自分のことしか考えていない。


メディアも面白がって

足の引っ張り合いを

嬉々として報じる。

国民はそれを見ながらため息。


常識やおのれの美徳に酔いしれ

正しさを打ち出すだけでは

何十年と突破できない壁が

私たちの目の前にはあるのだ。


いつまでたっても正攻法で臨む。

正攻法こそが成功法だと疑わず

今度こそとばかりに突き進もうとする。


正攻法を選ぶ自分の根拠を

行動したことを証明したいだけ。

間違った行動をしなかったんですと。

政治家もメディアも全部そうで。


もう、それいらん。

私は間違ってないは、いらん。

壁はあざ笑うだけだ。


間違ってもいい。

正しいと思うこと

だけをしてはいけない。


チェック項目でミスのない人を

選ぶと、また可もなく不可もなく。


ちょっと毒を入れたほうがいい。

しかし今回の総裁選のポイントは

コーノには任せられないと

コーノを負けさせるチカラが働くこと。


コーノの戦略は国民にケツを向けて

党内の派閥や権力争いに夢中になる

自民党を国民に再認識させること。


今回の総裁選はたとえ

負けたとしても権力争いに

愛想をつかした国民の反感が

票に反映させることを

狙っているのかもしれない。


今回、決戦投票で負けることで

逆にコーノに風が吹き始める。


潮目が変わる総裁選から衆院選。

そこを利用してコーノは

逆転を狙っているような気がする。


リーダーに穏便な人や

チェックリストで満点に近い人を

選んでしまうのが、人間のサガ。


大衆のほとんどの人がそうする。

正しく選ぼうとマイナスのない人を

消去法で選ぶからこそ結果が出てない。


そう選ぶことが正しいと信じるから。

他に確証がない、だから

次に確実なものを選ぼうとする。


だから、変化させたいときは

自分たちが思うことと逆の発想や

行動をあえて、すべきなんだと思う。


普通に正しくやると

権力を握りたい

御大たちの思うツボ。


後ろでコントロールするために

こうしたほうがいいんだからと

御大たちは陰性反応しか出ない

院政を敷いてくる。


よく政策を理解している人を

選んでもこの国は何も変わらない。


その人個人の能力ですべて

決めているわけではないのに。


全部理解して全部できる人を

ふさわしいリーダーだと

勘違いしていないか?


絶対そういう選び方してる。

背景には最悪はリーダーに

押し付けて逃げるような

日本の悪しき習慣もあるか。


支える側が粒ぞろいであれば

リーダーは違う視点を持って

実行できる人であればいい。


リーダーにしかできない感覚を

持ち合わせている人であればいい。


変化させるべきとき

ずっと同じ選び方をして

何も変わらないとき

変えるために、シンプルなこと。


同じ選び方をしないことです。

それこそ、意識的にしない。

その判断ができる人こそ

打開するために必要なリーダー。


この国はいつも

決断できない袋小路に迷い込む。


いまは多少のミスをしてでも

前に進むアグレッシブさのある人。

角がない普通の人より

角が刺さるくらいの人。


好きに走らせてみましょう。

そしてリーダーにあえて

協力して責任を分かち合って

大胆に一度、進んでみましょう。


怖がるから走れない。

走れないから進めない。


やっぱり染みついた

島国根性なのかもしれないが。

閉鎖的、悲観的、実直。

何事も面白がれないんですよ。


面白がるってのは想像力ですから

ヘタに知識があるとその人間は

知識の外にあるアイデアを

想像しようともしなくなる。


たとえ可能性があっても

実証のない、パーセンテージが

低い物事にはトライしなくなる。


結果、無難な選択をしてしまう。

横パスだらけのサッカーと同じ。


変わらないだけで

時間だけが過ぎていく。

もう日本はロスタイム。

終わりは待ってはくれない。



(この作文、笑 は総裁選の結果が

わかる前に書いたものです。

案の定、コーノは負けましたね。

ただ最初の党員票で都道府県単位では

30以上もの地域でトップだそうです。

民意と離れて浮気してることが

改めて証明された。

派閥が強い国会議員を国民が

どう評価するのか。

衆院選でその答えが

出るのではないでしょうか。)









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?