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考察がドラマを追い越す。


考察の欲が止まらない人が

どんどん妄想を膨らませていく。


楽しいんでしょうね。

おそらく楽しいはずです笑

承認欲求に従い、促され。


でも「本家」のドラマが

自分の考察に応えるか

超えてくれないと、なんか

残念がる空気出しそう笑


たぶんもう撮り終わってるし

編集でどうにかなる問題でもない。


そんで、そうでもなかったなぁ。

みたいな残念な評価する

そんなヤカラも出てきそう。


「あなたの番です」あたりから

この考察中毒は一気に広まったと

思うんですけどね。


あのドラマのときだって

マニアが欲丸出しにして

こじつけや都合の良い解釈で

どんどん過熱しすぎて

おかしな雰囲気になってたのを

覚えてますよ。


走り出したら止まらない。

こうなんじゃないかと思うと

そうとしか考えられなくなる笑


ワタクスも競馬やってるから

わかるんですけど、どんどん

都合良く、いや都合欲によって

これしかないと解釈していく笑


なんとなくその傾倒ぶりは

わからなくもないですね。


あと、あんまりこういう

言い方はアレだが

一昔前のオタクと称された

カテゴリー、あの界隈の気質が

必ず出てくるんですよ。


思わせぶりなカットに対して

素直に食いついてしまう笑

そのトラップさえ都合よくつなげ

解釈を膨らませていくようなね。


ネット用語とかもほとんど

その界隈で使っているものが

なんとなく見ているみんなも

気軽に使い始めて定着していく。


昔はテレビで芸能人発が

ネット社会になってからは

オタク気質のユーザーが

発信して定着する流れですね。


その辺りから大衆の側に

物事の満足の度合いも

主導権や軸が移ったように感じる。


そこに合わせにいっても

盛り上がればそれでいい的な

流れを生んでますね。


そのニュアンスからいくと

しばしば、考察は本編を

超えてしまうことが多くなる。


人のこうであってほしい欲が

無意識に反映されてしまうから。


結果として案外、結末は

そうでもないことが多い。


これって世の中の法則みたいで。

勝手に掘り下げしすぎて

出口じゃないところに出ちゃう。


人間は興味が湧けば

それに夢中になる。

ということは、興味を相手に

持たせられるかどうか。


でも作り手側は興味をもたせようと

やはり近寄りすぎてもダメだなと。

暴走するのをコントロールすべく

抑えめにしたほうがいい。


本編を見た後に考察で

こういう意図があったんじゃないか

っていうのはアリかと思う。


そういう補完をしてまた見直す。

なるほど、と二度美味しい。

でも顕示欲が暴走して我先にと。


大衆は誰かが前に出るとそれより

自分が前に出ようとしますから。

逃げ馬の暴走みたいになる。


しかし事前に考えすぎてしまったり

情報を自分に与えすぎてしまうと

思いのほか、驚きは薄味に感じる。


気持ちいいのは考察マニアと

マニアに応えるつくり手だけで

意外と他の視聴者の多くの人には

多少、迷惑だったりしますから。


大衆はどうしたって加熱して

勝手に自分たちで沸騰させる。


本来、程よいタイミングで

食べるべき時に提供しているのに

観る側は、熱々の鉄板の上に

乗せてくれと待ち受けている。


提供されたときの喜びは半減。

焦点は考察と合ってるのか?

あるいは考察を超えてくれるのか?

皿で出してよ、皿がいいんだ。


いや、もともと材料は決まってて

調理の過程も公開されて観てきてる。


おそらく想定外はほぼないし

出来上がりも想定内になる。


そうなると出来上がりの提供で

たらこパスタの材料を見てきて

急に明太子パスタになるなんて

あるわけが無いでしょ?笑


でも最高のたらこパスタを所望し

なんならいい裏切りで超えてくれと

明太子パスタよ出てこい!と

過熱しすぎてしまうのが大衆。


たらこパスタも明太子パスタも

火が通りすぎるとうまくない。


ちょうど良い具合に作ってくれる

それをそのまま食べるベキ。

ボソボソになって満足できずノコルと

作ってくれた側もガッカリで。


大衆は止められないのが現実で。

だとすれば、つくり手がある程度

食べ頃を調整するしかないでしょう。


サービスのしすぎも良くないし

サービスを超える要求になってしまう

流れをつくらせてしまうのもダメ。


さて、ビバンはどんなパスタを

盛り付けて提供するのだろうか。


ワタクスは情報を入れすぎずに

出されたものをそのままあるがまま

楽しみたいと思います。


それが一番美味しい楽しみ方だと

確信しておりますので笑







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