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他人のテーブルの話よりゼロとイチのあいだに


ネットの世界とはある意味

だだっ広いテーブル席の多い

飲食店のフロアと見立てると

イメージしやすいのかなと思う


自分の仲間内、家族だったり

そのテーブル以外の話には

普通は参加しないでしょ?笑


本来は、これをガッチガチに

守る必要はないがそのイメージを

最終的に心の何処かに置いておくと


その歯止めの意識が芽生える

外野がそこまで踏み込んでもね

いや、そんな甘くはないか笑

関わりたくなる衝動に勝てないか


イメージでは他のテーブルの話が

なぜか漏れて、文字化してしまい

それを見られてしまう環境にある


厄介な物が厄介者を目覚めさせた

だが見せたい欲求、承認欲求もある

このバランスをうまく取れない


本来なら、他のテーブルの席は

まず単純に横から話しかけたり

途中から割り込んで参加したり

というのは考えられないのが自然


みんなが見られる空間に居る

そして少なからず見てもらいたい

だから見てもいいのだろうが


やってることは席に座らず

そのフロアを囲むスタジアムの

自由席に当然無料で座りながら

他人の話題に、いっちょかみする


これをしてる事には俯瞰では

気づかないのだろう、というか

それを正当化してるのか


もちろん誰でも自由にという

前提がある世界なのはわかる


節度の基準が自分で設定できず

周りに流されて追随してしまう


エスカレートしていくのは

それだけ言いたい事がある証拠

その衝動的な欲求は普遍の欲求

でも自分一人では実現できない


夢や願望を誰かを介して叶えたい

ただ見ているだけではつまらない

自分も楽しみに加わりたい欲求


あるいは楽しそうにしてるのが

ムカつくから壊してやろうとか

寂しさや不満の裏返しみたいな


みんな無意識に他人と自分を

比較したり重ね合わせたりして

思うところを発散している状態


そりゃいろいろ熱量によっては

燃えてしまう材料があるでしょう


そのオオモトは自分が不機嫌で

何かに当たらずにはいられない

潜在的なストレスを抱えてること


各自が自分が軸や主体で

楽しくあるいは発散できるもの

夢中になれるものを楽しむ

細分化ができれば理想的だが


日本人の性格からして単独で

個人やコミュニティ主体で

楽しむという事に慣れていない


同じものを同じ時間に

同じ空間で楽しみたい


だからみんな集まる場所に

無意識に集まろうとする

日本人は特にこの習性が強い


どれだけ旧ツイッターやXへの

依存度が高い国民が多いか

トレンド世界一位などそりゃ

集まればそうなるのも自然


結果、混雑を招き各自が好き勝手

挙げ句、ケンカを始めてしまう


有名人などは賛否もあるなかで

都合良く盛り上がりや話題性に

彼らを利用しているのもわかる


有名人たちはその話題づくりが

狙いであって、その話題性により

仕事が舞い込むことを狙ってる


あくまで外野は都合良くいてくれと

褒めたり盛り上げたりしてほしい

あまり誹謗中傷しないで、という


しかし日頃ストレスを抱えた

発散の場にも苦しむ人たちは

その解消の場としてあてがい

群がり集まってくるんです


解決するには何が必要か?

その場に参加しなくても

活躍できる場が各自に生まれること


これがまた日本人には難しい

一度つくったしくみは崩さない

崩せないようにしくまれ

そう仕込まれてるからである


なんでもマネしたがるのは当然と

そこの意識からも自立心は低めだ


参考書がないと、同じものを一緒に

同時に進めていないと不安が高まる

外国はこんな雰囲気ない、日本独特


結果として誰かが発するものに

無意識に追随していく習性ができ

そのスタイルでしか動けなくなる


ゆるキャラが流行れば日本全国

流れに従い二番煎じでもなんでも

近いものを研究して生み出して


1を2にする得意のスタイルに

落とし込み安心して追随していく

我々もつくってみましたと笑

これが日本の実態かつ実体です


ネットで情報過多な社会となり

わからなかった事が調べれば

わかるようになってきた


でもそのヒントから新しいものを

自分でオリジナルを生み出す

って方向にはなかなか進まない


むしろ参考になる素材を調べるには

集めやすくなって、より依存度が

高まってしまい、他人や情報ありきで

進めようとしてしまうようになった


ホントならまったく新しい発想や

アイデアが自分の中で苦悶しながら

生まれてくるのだが


日本人には難易度が高いのだろう

できるできないに追随ではなくて


やりたいやりたくないに沿う

しくみのサポートやマインドも

醸成されづらい環境なのである


現に個人プレーで奇跡的に

台頭して100%成功した

という条件を満たさないと

日本の社会は認めにくい環境


型ハマり安定のマインドセット

そうしてきたからいつまでも

救世主や奇跡を待つだけになる


そのマインドの延長で他人の

テーブルに顔を出し横入りして

本来やりたいのにできない自分の

欲求や意見をあてがいたくなる


足りないのは、自分でゼロイチを

気兼ね無くスムーズに踏み出せる

雰囲気を意図的につくることだ


ゼロからイチまでのあいだに

程よい自立心高めるサポートが

手づくりでもつくれたならば


いや、しくみやカネや予算より

まずマインドと同時に見切り発車

それくらいで案外進むんですよ


日本人ももっと自分の持つ

ポテンシャルを引き出せるはず


やはり永遠の課題はゼロとイチ

そのあいだに絡むサポートと

ガチガチに整えてから動かす

真逆を意識して実行しないと


他人のテーブルを覗いて

コレ美味しそうですねと

コメントするだけで人生は

終わっていいのだろうか?







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