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經濟を廻すイベント作成
今回は前回の續きと致しまして江戸の町で活動を續ける主人公の生活を垣間見てみましょう。
↑前回の内容
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前回、主人公は吉原の遊郭へ踏み込んでしまったので、ここから話を始めます。
私は一つの町や村を作る際に考えている事と致しまして「ここでは如何にして主人公に金を使わせるか」と云う点がございます。
殊に大學では企業經營と會計學専攻だったので、その辺の事が如何にゲームに落とし込めるかと云う点に於いて私は一つの試みを致している次第でございます。
これは現實世界の街や村でも同様の事でございますが經濟を廻す仕組みを整えてこその「街づくり」なのであります。
ここで一つの結論がございます。
それは「エロとギャンブルは經濟を廻す」と云う事であります。
このゲームの主人公も冒険の旅に必要な物資を適宜購入しなければならないのですが、この江戸編では町の中で物語が進んでいきます。
従ってフィールド上で敵を倒したりダンジョンを攻略したりと云ったものとは違う種類のRPGとなっております。
然して主人公側にもランニングコストを設けて色々に金を使わせているのですが、その仕組みの最たるものが上記の原則なのであります。
古今東西こう云うものに需要は尽きないのでありますが、それはゲームでも同様です。
殊に架空の世界ではそこにお金を落とす割合はぐんと上がります。
好奇心と射幸心とはそう云うものなのです。
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…と云う訳で遊んで行きましょう。
わざわざこうして籬に話し掛けるところがコダワリなのです。
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今は江戸に來て間もないのでこの価格帯ですが、その内小判が何枚もすっ飛びます。
この時は地道に武家屋敷の掃除のバイトをやっていたので思い切って「竹の間」にしてしまいます。
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そこは、さもありなんお部屋だったのです。
チープなんだか妙にリアルなんだか解らないのがこのゲームのマップデザインと言われております。
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遊女は所謂「娼婦」でありますがこれが西洋の「性的奴隷」とは少々違うのが日本の獨特なところなのです。
その大きな特徴として日本の遊女の場合は客側にも礼儀作法が求められる点であります。
また、上級の遊女の場合は貴族並みの教養を身に附けていると云う点に於いても諸外国の性産業とは一線を画するものでありまして、多くの場合は客側が役務の提供者である女郎なり遊女を對等以上に扱っていたのも特異な点だったそうです。
特に男性は遊女と結婚する事が一つのステイタスとして扱われていた事さえあるのです。
尤も悲惨な生活をしていた女郎の方々がいらっしゃるのは事實でありましたが、そんな訳でありますので主人公も「人として」遊女と一時の情事を愉しむのでありました。
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お酒など呑んで仲良く話をしていると色々な事を教えてくれます。
どうやらこの遊女の話によると今江戸の町で何かと評判の堺屋は無宿人を集めては威勢を上げているそうです。
町ではそんな堺屋に恐れをなして誰も異を唱える人も居ないのだとか…。
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まるで東京の土地を賈い漁る外資の様なお店です。
恐らくはこれから攻略對象になるのでしっかりと話を掴んでおきましょう。
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お泊りの場合は更に1,500文を請求されますが、ここまで來たら後には引けません。
なんたってこれは「エドゲー」です。
宵越しの銭は持たない様にしましょう。
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元ネタは一部で有名なファミコンソフトなのですが、こう云う知る人ぞ知るネタが随所に散りばめられているのがこのゲームの特徴です。
ここでEnterキーを押すと画面が暗轉して一瞬で次の日になってしまうのですが、暫く放置しておくと……
ここから先はキミの目で確かみてくれ!!
…と云う訳でありますので、ここでは割愛致します。惡しからずご了承ください。
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かの有名な國民的RPGの主人公も昔はこうだったのです。
RPGの主人公ならば一度は言われたい宿屋の文句。一晩明かしただけで100,000圓相當の金を使ってしまいましたが、もう暫く吉原をうろついてみる事に致します。
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かの有名な國民的RPGでお馴染みのイベントです。
世界を救った数多の勇者が經驗してきたのです。勿論、主人公もそうなのです。
出会い茶屋に案内されて画面が暗轉します。
そして氣持ち良さそうにしている主人公に残酷な現實が襲い掛かります。
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「ロト」と名乗った傳説の勇者も若かりし頃はこうだったのです。
このゲームの主人公もそうなのです。
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セーブ スル
ゲームオーバーにはなりませんが、この後きっちりと1,000文請求されてしまいます。
吉原で落としたお金5,000文…。お金で賈えない価値がある……。
…と言うのも、一應これらの出來事は「經驗」と見做されるのでそれなりに經驗價が入ります。
HPもMPも激減しておりますが、主人公はこうしてレベルアップしていくのです。
…これで良いのか、主人公……。
さて、お金も底を突いたので次回はお金を稼ぎましょう。
江戸での生活は大変なのです。
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つゞく…
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