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ハナノオエドは八百八町

その昔『大貝獣物語2』と云うRPGのゲームがあり、その中で「自分の町を作ってその名前を決める」と云うイベントがあり、その町の名前を「ハナノオエド」にした覺えがあります。
何かとファンタジーによくある横文字っぽい地名が並ぶ中、一つだけ明らかに場違いな名前であり、誰がどう見ても私が遊んだセーブデータだと云うのが一目瞭然でした。

さて、大いにハマって苦労してクリアした昔のゲームの話題はこの位にして前回の續きと致します。

前回この様に「住所不定無職」と云う事で人足寄場に収容されてしまった主人公ですが寄場内で同じ境遇の浪人さんに出會ったのも束の間、誰か面會に來た人が居ると云う事で寄場の役場迄出向く事になりました。
その面會人とは……?

「ヒロイン」の再登場

なんと矢切の渡しで別れた筈の自称「ヒロイン」が江戸迄やって來ました。
どうやら主人公の事が氣になって密かに後をついてきたそうです。
こうして彼女が身元引受人となり人足寄場を脱出出來るのでありました。

品川の港にて

寄場から舟で品川の港へ到着します。
そこでこの女の子が言うには前回名前だけ出てきた「堺屋」と云う大店が今回の事件に關係しているのとの事でした。
そこを調べれば故郷に埋蔵されている天然ガスを狙う者の手掛かりが掴めそうなのです。

手分けして…

一緒に行きたいところですが各々別行動を取る事になります。
女の子はこの後何処へと去ってしまいますので仕方無くまずは手近な品川から探索を始めていきます。

港の人足に話を聞いてみます

どうやら堺屋は船で色々な品物を仕入れているそうです。
港には堺屋の船が停泊しているそうなので様子を見に行ってみます。

関係者以外立入禁止

堺屋の用心棒の浪人に止められてしまいます。
ここではこれ以上手掛かりが見附かりそうにないので移動する事にしましょう。

江戸の商人も堺屋を氣にかけている様子…。

どうやら堺屋は上方(關西地方)から江戸に來た大商人の様です。
短期間に江戸でも屈指の大店になった事を江戸の商人達は面白く思っていません。

武家も然り

それは武家も同様で他所の商人が江戸で巾を利かせている事を訝しんでいる様です。
このお武家さんが言う様に堺屋には何か大きな後ろ盾が附いている様です。

時代劇を見ていれば凡その見當は附きますが、こう云う商人は有力な武家と結び附いているいるものです。

時代劇でお馴染みの「黄金色のお菓子」に「お主も惡よのう」の圖式であります。

さて、江戸は幾つかのエリアに分かれていますので方々見て廻っていると色々な場所に行き當たります。

日本橋

その辺りはちゃんと作っているつもりです。
わざわざ散歩のついでに博物館で見てきた日本橋も再現しております。

飛脚から

日本橋の大店を行き來している飛脚からも堺屋の話題が出てきます。
この飛脚は高速で画面内を行き交っているので話し掛けるのも大変です。

探索ついでに呑み屋で一杯

町を歩き廻るのも飽きてきたので呑み屋で一杯やる事に致します。
大の酒好きな私の作ったゲーム。「謎解きにとりあえず一杯」はこのゲームの基本です。

神田の安酒場

現在価格にして約350圓程の安酒を何杯か注文していると女将さんが話しかけてきます。

女将さんと二級酒で樂しく一杯
コミュニケーションを大切に

「二級酒」なんてイマドキの人は知らないかと存じますが、とりあえず主人公には仕事が無いので一番上の選択肢を選んでみます。
身寄りの無い無宿人を雇ってくれる店がこの江戸にあるかどうかですが…

無職は就職~!!

品川の港で働いている荷揚げ人足は他所から來た無宿人ばかりな様です。
そこは堺屋の船が頻繁に出入りしているとの事。
そう言えば寄場にて堺屋の仕事を斡旋している口入屋が在ると聞きました。
どうやらその口入屋は品川の港の近くに在るらしいのです。
そこへ行けば何か解りそうな豫感が致します。

ヒロインの女の子も

丁度途中で「ヒロイン」の女の子に會いました。
今のところ進展は無いのですが…

堺屋に入り込むには…

ここで話を整理すると堺屋に入り込むには例の口入屋に仕事を世話してもらう必要がありそうです。
そうと決まれば尚の事、品川の口入屋を訪れたいところですが…

神田の明神様

その前に折角神田迄出張ってきたのですから明神様へお參りに行く事に致します。
この境内には色々な露店があるので參拝がてら覗いていく事に致しましょう。

占い屋

悩み事を聞いてくれる様です。
何かヒントを得られるかもしれませんので、ここは30文を支払い占ってもらう事に致します。

胡散臭い占い師

30文(約750圓相當)を支払うとこの台詞…。

選択肢…

こう云うので惡質な商賣は今も昔も変わらぬ様です。

女難の相!?

主人公には何か女性關係で問題がある様です。

またまた選択肢…

とりあえず圖に乗ってみます。
すると「馬鹿!お世辞だ!!」と罵られますが…

とりあえず「いる」と云う事にしておきます
そう言えば…

何やら意味ありげな一言を言われます。
そう言えば矢切の渡しで別れた折に「いつも一緒にいて嬉しかった」と言っていた女の子は今回に限り別行動です。

別れ際の彼女の台詞から考えるに折角江戸の町で再會出來たのに、いきなり別行動を取る様に言われていた事は確かに合点がいきません。
これは氣になるところでありますが、今の主人公にはどうする術もありません。
神様にでも祈る事に致しましょう。

困った時の神頼み

神社ではお金を奉納する事で色々なご利益を受けられますが、今回はどうすれば良いのかお告げを聞く事に致します。

わざわざ祓串を振る動作を作る辺りがコダワリ…

すると神職から「品川の口入屋に行く様に」と言われます。
やはりそこに何かある様です。

そうと決まれば愈々そこへ行かなければなりませんが、その前に……

吉原へ繰り出す主人公…

神田から浅草を抜けて「紳士の社交場」へ……。
やくざ者から大店の若旦那、地廻りの頭に八丁堀の同心、お忍びで來たお侍さん、果ては鳥追い女に夜鷹……。

さあ、どうなる主人公!?
次回に續きます………。

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