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ズッコケ3人組みたく新章開幕

昨日は七夕。
今年も氏神様から戴いてきた短冊に願いを込めておきました。

氣は心です。

そして七夕を過ぎた今日、氏神様へ納めに行って參りました。

夏の風物、下駄を履いてお出掛けします。

愛用の下駄は底に護謨の附いていないのが自慢。
おかげ様で下駄本來の良い音が鳴ります。
そうして歩いて十数分。近所の氏神様に着きました。

立派な笹に澤山の願い事

私の短冊もこの内の一つになりました。

夏の境内。御神木から涼しげな緑の風が吹き抜けます。

折しも夏の風物、茅の枠くぐりがありました。
お朔日の日に既にやってきたのですが、縁起物ですのでもう一度やっておきましょう。

清々しい氣持ちで帰宅

さて、そんな今日と云う日は久々にゆっくりと過ごす事が出來ましたので、2ヶ月程放置していた自身の作品のテストプレイに勤しんでおりました。

主人公、縁側でくつろぐ之圖

前回迄に土地の人々が山賊に脅かされているので仕方無く退治に行くと云う極めて單純且つ王道の物語が展開しておりましたが、その續きとなります。

山賊の脅威も無くなり、村で仲間と一緒に住む様になった主人公は今日も家の縁側でくつろいでおります。
ゲームとは言え日本家屋ですから當然、縁側を作りたいのです。

よく他のツクール作品等で、切妻に大壁で申し訳程度に入口と窓が附いているだけの建賣住宅の出來損ないの様な家や中国や朝鮮、東南亞細亞風の造作が入り乱れている本當に日本なのか怪しい国の家が乱立しているのを見かけますが、以っての外です。

自國の文化はゲーム内でも出來るだけ大事にしたいと思っているのです。
尤もグラフィックをはじめ、マップの作成やイベント処理の手間が増えるだけですが、そこはどうしても妥協出來ないのです。
先の七夕の願い事の様に、やはり自分は日本人。
民族としての誇りがあるつもりでおります。

平穏な日々は長く續かず…

さて、そうしているうちに仲間の女の子が倒れ込んできます。
すぐさま助けを求めますが、思いもかけぬ緊急事態に大慌てです。
この女の子は前回、主人公に思わせぶりな言葉をかけていたので助けたいところです。

ところが……

……!?

女の子がもう一人現れます。はてさて、こはいかに!?

倒れている自分自身に大いに驚く之圖

當然、こうなります。
どうなったのか訳も解らず3人はただ驚くばかりです。

状況を推理する女の子之圖

何が起きたのか、兎に角倒れていると云う事は誰かに襲われたのだと推測。
地味な百姓の女の子でも一應は自分が「ヒロイン」である事を自認している様です。

……………。

そこは敢えてツッコまないのがエチケット。
とりあえず、倒れている謎の女の子をこの儘にしておく訳にもいかないので座敷に運び込む事に致します。

デリカシィの無い主人公の相棒

この男の子は主人公の相棒の様な立ち位置の猟師で女の子の幼馴染なのです。
長年氣心知れた仲なので特段女の子に對して氣を遣う素振りを見せません。(密かに好意を抱いていたと云うのが判明するのはもう少し後になってからです)

親しき仲にも礼儀あり

とりあえず、自宅の座敷に寝かせて介抱する事にします。
見たところ、どこにも外傷が無いので行き倒れか何かだろうと云う事になりました。

布團で寝かせて氣が附くのを待つ事にします。

暫くすると家の外が騒がしくなります。
何やら村で騒ぎがあった様です。
猟師の男の子を留守番に残して外の様子を見に行く事になりました。

公儀の役人現る

外へ出てみると村人が総出で集まっておりました。
そして見慣れない武家の2人組が現れたのです。
彼らは自身を「公儀の役人」と言っております。
どうやら犯罪者を追ってこの辺り迄來た様です。

冷静に対應する名主のじっちゃん

その罪人が村に逃げ込んだと主張し、村人を詮議して家捜しをすると言い出す役人に村の名主が冷静に対應しますが…

危うしヒロイン!

主人公のそばにいた女の子に向かって一目散に近附く役人。
彼女が捜索中の犯罪者であるとし、捕縛して聯行すると言い出します。

主人公、ヒロインを守る之圖

主人公は刀を構えて女の子を守ります。
業を煮やした役人は主人公諸共始末しようとしますが…

名主動く

名主のじっちゃんはそばに控えていた組頭に城下町の役人を呼んでくる様に言い附けます。
すぐさま動く組頭。流石に主人公の最初の仲間だっただけあり、城下町へ急行します。

動揺する役人…

すると先程迄の強氣の態度が一変。
急遽退却を指示して村から立ち去ってしまいます。

誰かと勘違い…?

とりあえず2人組の役人は去っていき、女の子は安心します。
彼女を誰かと間違えた様ですが、それは果たして……?

男の子、何者かに襲撃さる之圖

家に戻ってみると留守番をしていた男の子が土間で倒れています。
そして座敷の布團に寝ていた筈の女の子のそっくりさんが居なくなっています。

何やら物騒な奴の様です。

氣が附いた男の子は主人公達がいない間に起きた出來事を話します。
どうやらさっき助けた女の子がいきなり殴りかかってきて氣を失ってしまった様です。

主人公の新たな冒險が始まる

役人が重罪人として行方を追っていたと云う事もあり、只事ではないと判断した3人組は姿を消した女の子のそっくりさんを探しに行く事にしました。
こうして、この3人組は新たな冒險に出掛ける事になったのです。

3人パーティはRPGの基本

かの國民的RPGの第2作目に於いて主人公達は3人で冒險します。
『三匹の侍』『三匹が斬る』等の時代劇でもそうですが、やはり「3人組」と云うのはシックリくるのです。
このキャラクターも、かの有名な「2人の王子と1人の王女」をモチーフにした様なものです。やはり「男2・女1」の黄金比は様式美なのです。
斯くして浪人と猟師と百姓娘の旅は始まりました。

3人の装備品

浪人はともかく、あとの二人は明らかに非戰斗員です。
謂わばRPGの世界では村の中をうろついている「村人A、B」と云った感じのキャラクターが主人公に附いてくるのです。

そんな装備で大丈夫か?

はてさて、この先どうなります事やら…。續きます。

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