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上越路の想い出 新旧だるま共演

先日のサツキのお辯當の時にチラっと出てきた、かの有名な「だるま弁当」ですが、ウチにはもう一つの「だるま弁当」が有ったのでした。
それがこの箱に入った何やら仰々しいやつです。

これは「復古だるま弁当」と申しまして、謂わばだるま弁当のご先祖様です。

だるま2

ご覧になれば解るかと存じますが向かって右側の物です。
昔はこの様な陶器で出來た眞に「達磨大師」を模った容器だったのです。
見た目の印象が物凄いのです。
窯元が無くなってしまったので入手困難ですが昔、数量限定で販賣していた折、運良く手に入ったのを大事に保存して時折使っております。

だるま7

昔の物はこの通り色々と入っておりました。
こう云う物は細かな物まで取っておくのが私の「ポリシィ」です。

だるま3

折角なので親子丼と煮物を作ってみました。
たまには変わった食器で食事をすると面白いのです。

だるま4

食事は日々の樂しみでもありますればこうして自作の囲炉裏テーブルもカセットコンロを据え置いて大活躍です。

胡瓜の漬け物に加え、ウルメイワシと茄子を焼きます。
これで晩酌は「バッチグー(死語かな…)」であります。

今回の食卓には上越路を旅した際の想い出の食器が並んでおります。
左端の方に出發地上野驛で賈ったシウマイ弁当の「ひょうちゃん」、新旧のだるま弁当に新潟驛近くの酒蔵で戴いたお猪口、そして上越路を抜けて羽越本線を走ったあの寝台特急に乗って旅した秋田驛で賈った地酒の徳利…。

だるま5

これで呑む酒には旅の香りがするのです。

だるま6

国鉄の浴衣を着て今日も乾杯。
鐵路の想い出が酒と料理を一層美味しく致します。

一日の終わりにこうしてくつろぐ時間はまさに至福のひと時です。
嗚呼、今日も幸せだったと思えるこう云う瞬間が人生を豊かにするのです。


…ところで先程から戸棚の奥で「俺が居る事も忘れるなよ…!」と何やら「雪だるま」が話しかけてくる様ですが………

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ラピュタ13

玄關には縁起物のだるまさん。

枕屏風1

そして部屋を仕切る自作の枕屛風もこの通り。
つくづくだるまに縁があるのですね。


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